土葉会(マーケティング研究会@法政)を復活します

長らく休んでいた「土葉会」(法政大学マーケティング研究会)を再開します。二年前までそうであったように、原則として、毎月第3あるいは第4土曜日の午前中(10時~12時半)、マーケティング最新論文の輪読と若手研究者による研究プロジェクトの発表を中心に進めます。


なお、今回は、研究者になってしまった若手教育者のために、クラスでの教育素材に利用できる事例などを情報収集できる機会も設けたいと思います。
場所は、法政大学イノベーションマネジメント研究センター(千代田区富士見ボアソナードタワー)の25階セミナー室、あるいはIM研究科(新一口坂校舎:経営大学院ビル)のセミナー室を予定しています。
 ご存知のように、土葉会は1995年に「日本マーケティングサイエンス学会」の法政部会として発足しました。これまで法政大学大学院経営学研究科(社会科学研究科)の卒業生を中心に、大学教員やリサーチ志向の実務家をたくさん育ててきました。わたし(小川)の門下生だけで、10年間で14人の大学教授(客員教員を含む)を生み出しています。広くマーケティングコースまだ広げると、おそらく20人近くが大学教員(専任・講師)になっているはずです。まだこれから教員になるはずの予備軍もたくさんいます。
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「ブランドマネジメント研究会」(法政大学内での土葉会の別名)のプロジェクトとして、これまで、つぎの書籍を出版しています。翻訳、『グローサリーレボリューション』同文館(2000年)、『顧客資産のマネジメント』ダイヤモンド社(2002年)、『サービスマーケティング入門』法政大学出版局(2005年)。理論書としては、『ブランド・リレーションシップ』同文館(2003年)。その他、学生と教員が共同執筆した論文が、多数ジャーナルに発表されています。
理論・実証研究の孵化器としての役割を再び担えるような研究組織にしたいと考えます。つきましては、若手研究者からの参加者を求めます。参加のための条件は3つです。
(1)学問のバックグラウンドが、サイエンス志向のマーケティングであること(リサーチ、サイエンス、あるいは、何らかの意味で実証的研究を志向していること)。
(2)仲間の研究を聞くだけでなく、最低半期に一回、自分で論文を探してきて紹介したり、仕掛品の研究を発表すること。(完成品の発表は不要)
(3)原則として、経営学修士(博士)の資格を持っていること。あるいは、マーケティングに関連した分野(たとえば、心理学や社会学あるいは統計学)の修士号でもかまいません。
以上、土葉会に興味をもたれる若手の研究者は、わたし(小川:huko-ogawa@nifty.com)に連絡をください。秘書の内藤から連絡が行きます。
 第一回目は、4月28日(土)午前10時~、場所は法政大学富士見校舎です。