東京の夜景を望む26Fのラウンジ@ボアソナードタワーで、昨夜は小川ゼミのOB会が開かれた。現役の3年生が37期生だから、31回目のOB会になる。留学中に2回だけ途切れている。毎年、ほぼ同じメンバーによる挨拶が続いていたのだが、今回は異変が起きた。
今年のOB会では、二つの世代の参加者が増えた。1期から10期くらいまでの世代(留学前後)と、卒業してから15年前後のグループである。理由はよくわからないが、一次会(ボアソナードタワー26F)には、同世代がまとまって参加してきていた。
たとえば、本村ちなみの世代(卒業15年)は、一挙に6人が集まっていた。しめし合わせての集合らしい。卒業後まだ数年の世代は、「素材屋」@市ヶ谷での二次会から参加していた。こちらもまとまって参加していた。
ところで、1期から10期までには、原則として、ゼミ内の恋愛を禁止していた。AKBと同じである。付き合いがばれると「徐ゼミにするぞ」と脅かしていた。実際に、数人の例外を除いて、初期のゼミ生たちは男女交際をしていなかったと記憶している。
それが、である。昨夜の一次会(6時半~)では、卒業生たちの近況報告の途中から、「実は、わたしたち付き合ってました!」のカミングアウトの連発になってしまった。引き金を引いたのは、ゼミ内で結婚したKくんが、「このたび、ひとり者に戻りました」と報告したことだった。
それに続く卒業生たちからは、「実は、」の暴露話がつぎつぎと飛び出した。一緒に参加しているカップル(実際は、結婚まではいたらず、本日が久しぶりの面会)もいれば、「むかし、だれだれと付き合ってたけど、いまは、」と発言する者もいた。
カミングアウトするのは、原則として男どもである。おなごたちは、秘して黙する。男女差が出るものだ。女性の方が、生物学的にも淫靡にできあがっている。男たちは、その点では単純だ。
カミングアウトは、現役生たちには、あまりいい影響は与えなかっただろう(笑い)。せっかく穏やかなゼミになりかけていたところに、寝た子を起こしてしまったようにも思う。
もっとも多感な20代前半の二年間、彼らはゼミ活動で濃密な時間を過ごしている。24人の男女に、その時間、何もないというのは不思議と言えば不思議である。あったのだろう。
わたしからのお願いである。(交際が)見え見えだった先輩たちには倣うな!せめて現役時代は、わたしにはばれないようにしてほしい。本格的な交際は、卒業して後からに。それにしても、結婚まで行ったケースは、ほんの数組。それも、離婚の結末が半分。
とはいえ、10年ぶりでの元彼元カノとの遭遇は、けっこう懐かしいだろうな。昨日、OB会で久しぶりに再会した元カップルたち。ちゃんと家に帰れたのかな? 余計な心配だったか(笑い)。