二泊三日の合宿が終わりかけている。湯野浜温泉の亀やさんを拠点に、修行寺の善法寺、亀や探検ツアー、山伏の羽黒山神社、酒造の工程を学べる出羽の雪資料館、クラゲで有名な加茂水族館を視察した。二日間とも、視察のあとは、阿部社長を囲んで、庄内湯野浜温泉の課題について議論した。本日、新潟経由で東京に戻る。
昨日のサプライズは、宮崎にいる奥田シェフから携帯にメールが入ってことだ。前日、新幹線で移動中に、「いま山形にいく途中です!」とlineにメッセージを入れておいた。すると、学生27人と春合宿で亀やさんに泊まっていること知った奥田さんが、鶴岡本店のパスタランチにお誘いをしてくださった。
最初は鶴岡駅前の店でランチの予定だったが、急遽、本店のコース料理になった。同じ値段で、バイキングから公式のコース料理に変更。アマトリチアーナとペペロンチーノの二種類のパスタをコースで食べられる幸運に恵まれた。
庄内沖で獲れたヒラメのカルパッチョから始まり、地元産の野菜をふんだんに使ったサラダ。ランチコースは、破格なお値段の1500円+消費税。原価割れギリギリの設定かもしれない。明らかに、ウエルカム鶴岡!のお友達価格だ。
もっともこの季節は、日本海側は曇天が続く。吹雪の日が半分。昨日まではたまたま晴れてはいたが、国道沿いのレストランは、冬場の集客に苦労するだろう。そう考えると、28人まとめての来店は、アルケッチヤーノにとっては、嬉しいことかもしれない。ランチの二回転目だから。
今回は、合宿中には、討論の時以外は、すべて外に出て活動するフィールドワーク方式を採用した。4月からの授業までに、いつもの春合宿では日本語のテキストを使うのだが、今回はそれもない。
二年生は、授業が始まると戸惑う事になるかもしれない。亀やさんの計らいで、三日間とも豪華な食事になったからだ。最初から甘やかしすぎたかも?とやや心配しながらの解散になる。
ところで、今回のフィールドワークは、庄内地方の地域活性化をテーマに設定した。出羽三山の神社に詣でる、湯野浜温泉など4つのお湯に浸かる、地元の美味しい料理をいただきます。この三点セットで、庄内を売り出そうとしている。
このコンセプト、詣でる、浸かる、いただきます!を批判的に検討せよ!が課題だった。4月まで、学生たちは、亀やの阿部さんにレポートを提出する事になった。どんな形のものが出来上がってくるのか?
大切なのことは、議論をして終わりではなく、きとんの活字にしてまとめておくこと。また、コンペティディブに議論を進化させていくこと。今年の学生チームはこれができるだろうか?昨年が出来すぎだとすると、ハードルはかなり高くなる。
なお、この合宿で訪問して見た風景や、美味しく食べた料理は、小川のInstagramにアップしてある。湯野浜温泉の海岸から見た日本海の夕陽と、最後の日に食した、龍宮懐石料理のフルコースが美しい!IDは、wanwanwansukeです。