2016年に取り組んだこと(総括)

 自宅のフェンスがずいぶん傷んできている。カインズでパーツを購入し、隣家との境界線にあるラティスを3枚ほど張り替えた。午後は、玄関と表庭に花苗を植えるつもりだ。ジュリアンとフリージア、三色すみれの混植。お正月がやってきて、神戸組(長男)は明日上京。津田沼組(次男)とは昨夜、ふぐ料理を食した。

 

 年度の終わりに、その年を総括してみる。めずらしことかもしれない。たくさんのことを実行してきたので、いまプリントをはじめたばかりの年賀状には、とてもではないが全部の内容部を書ききれない。2016年は、取り組んだプロジェクトが多かった。

 

(1)大学院のマネジメント

 2016年は、大学院の学科長選挙からはじまった。6年ぶりに専攻主任に出戻った。3度目の学部長(学科長)は、大学院が多くの課題を抱えていたからだった。①政策創造との同居準備プラン策定、②静岡サテライトの募集停止、③二年制診断士MBAコースへの参入検討、④大学院の国際認証エントリー、⑤入学定員の未達、⑥その他もろもろ。ほぼすべてに道筋をつけることができた。

 

(2)NOAF(オーガニック・エコ農と食のネットワーク)の立ち上げ

 農水省生産局と法政大学を核に、オーガニック農産物とその関連市場を拡大する運動を始めた。NOAFはいま現在、200名を超える会員を獲得している。この先、若いひとたちがこの業界に参入する導火線の役割を果たせそうだ。法政大学(経営大学院)では、AIC(アグリイノベーション大学校)の東京校の授業が行われている。

 

(3)シャアガーデン(八街農場)

 千葉県の八街市で、友人7人とオーガニックの農場をはじめた。というか、共同会社「シェアガーデン」に出資することになった。数日前に、社長の武内智さんから、事業拡張のお知らせが舞い込んだ。新しくハウスを建てると同時に、来年は近隣の土地を借りて、新しい農地(いまは雑木林)を開墾することになるとのこと。

 

(4)JFMAの世代交代

 創設から16年を迎えたJFMA(日本フローラルマーケティング協会)は、来年の春までに執行部の交代を考えている。次世代に引き継ぐための「将来構想検討プロジェクト」を、ミヨシ種苗の三好社長(委員長)、自由が丘フラワーズの松村さん、東日本板橋の樋口さんに託した。12月に中間答申、3月ごろには最終報告が行われる。わたしとしては、一つの区切りをつけるつもりだ。

 

(5)マーケティングサイエンス学会

 学会の代表理事は昨年、慶応大学ビジネススクールの井上さんに委譲した。法政大学の研究部会(土葉会)のほうも、豊田さんに代表を譲ることにした。今年の春からは、豊田さんを中心に研究会が運営されている。最後の仕事になるが、来年2月に生産出版から、岩崎・小川編著で『メディアの循環、「伝えるメカニズム」』が刊行される。これには、小川と岩崎さんのほかに、土葉会のメンバー4人(中畑、野澤、佐藤、中村)が共同執筆している。

 

(6)物書きの仕事(『新潮45』など)

 昨年来、月刊誌『新潮45』には、散発的に記事を書かせてもらっている。昨年の「日本マクドナルド」と「社外取締役不要論」に続いて、2016年はm「東京ディズニーリゾート」と「ローソンVSセブンイレブン」を書かせていただいた。来年早々には、「社長はつらいよ」と「経営学者はうそをつく」が掲載される。また、地元紙『北羽新報』に、8月から毎月一回、巻頭コラムを依頼されて連載している。

 

(7)ウルトラマラソンにはじめて挑戦

 2月には、東京マラソンを8回連続で完走できた。タイムは4時間50分台とさんざんだった。しかし、9月に網走マラソン(42KM)、10月に四万十ウルトラマラソン(60KM)、11月に神戸マラソンを走った。三か月連続のフル+ウルトラはきつかった。ウルトラは、8時間11分。人間の限界にはまだ遠いこと(100KMも走れそう!)を実感した。

 

(8)コンサルティング(番外編)

 ふたつの常任顧問の仕事以外に、関西地方にある某社の特別コンサルティングを経験した。海外事業関連の仕事だった。来年は、どんな仕事が舞い込むことか。コンサルティングではないが、学生のフィールドワークの関係で、ローソン、アールビーズ、カインズ、イシダ(ヤオコー)さんなど5社と取り組ませていただいている。

 

 その他も何件かあったような気がする。そろそろ、庭の花苗が気になっている。植え込みをはじめねば。