新しい書籍出版の企画(『値ごろ感のつくり方』日本実業出版社)がスタートしました

 元ネタは、青春出版社の『Big Tommorow』と『週刊ダイヤモンド(ムック版)』です。2013年から始まっていた連載原稿を日本実業出版社の角田さんが整理。企画と編集者が優秀なのか、出版社内の企画会議を通り、あとは完成を待つだけになりました。

 いまのところ、刊行は2017年3月を予定しています。仮のタイトルは、『値ごろ感のつくり方:価格の妥当性をどのように判断するか』になっていますが、代案としては、『すごい値決め:値ごろ感はどこから生まれるのか?』や『 適正価格のつけ方:値ごろ感をどう管理するか?』があがっています。初版は、5,000~6,000部。四六判で縦組240ページ、

 笑い、、、値段は、1,500円(本体価格)。

 

 角田さんが作成してくれた企画の概要を公開しましょう。わたし個人の執筆意図としては、この企画書よりも、もうすこし価格つけを理論的に整理してみたいと思っています。

 

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 小川孔輔『値ごろ感のつくり方』日本実業出版社(2017年3月)

 

 経営を左右する「値決め」の成功学と失敗学
 およびその周辺の教養を事例に基づき解明する
◎稲盛和夫氏などもよく発言しているように、経営の死命を制するのが「値決め」。利幅を少なくして大量に売るのか、それとも少量であっても利幅を多く取るのか、その価格決定の仕方、つまり値決めは無段階でいくらでもある。顧客満足度(値ごろ感)を意識して、どれほどの利幅をとったときに、どれだけの量が売れるのか、またどれだけの利益が出るのかということを予測するのは極めて難しい。
◎そこで本書では、成功例として顧客が思わず手が出る値決め、また失敗例として顧客からそっぽを向かれる値決めの事例を題材にして、顧客に納得され、かつ儲け続ける実践的な値決めとはどんなものかを、マーケティングの視点でわかりやすく読みもの仕立てで解明していく。単なる事例を紹介するのではなく、各事例を通して、値決め(価格戦略)およびその周辺のマーケティングや戦略の教養が身につく内容にする。
◎事例として、メーカー、コンビニなどの小売、飲食業のほか、東京ディズニーリゾート(TDR)、劇団四季、宝塚歌劇団まで、幅広いジャンルを取り上げる。特に、TDRについては、小川氏が2016年1月6日に寄稿した読売オンラインの記事『「夢の国」東京ディズニーリゾートに異変の兆し』(130万PVを記録)をベースに加筆・修正してもらい、話題性の面で本書のウリの1つとして打ち出したい。
 [読者対象] 新商品・サービス開発担当者、マーケター、経営者ほか。