フルマラソンのペースでハーフを走ってみた。昨日の赤羽ハーフは、1時間58分。最初の10Kを56分、後半10Kを57分で走った。1KMが5分30秒~40秒。ゆったりすぎて調子がでないのだが、東京に向けての最終調整である。18K地点までこのペースを維持してみた。
そういえば、東京マラソンのゼッケンが届いている。わたしのナンバーは、陸連登録選手の12446である。覚えやすい番号だ。当日(2月24日)は、招待選手に続いて、先頭のAブロックからのスタートになる。
今年から東京マラソンが、ワールド・マラソン・メジャーズに登録されたようだ。以前にもまして、世界中から東京マラソンが注目を浴びることになる。これは、石原慎太郎元知事の功績である。
あまりの右翼政治家だが、東京マラソンの開催を決めた決断には感謝したい。東京オリンピックの招へいを狙ったステップだったのだろうが、マラソン仲間にはうれしいプレゼントだった。
それにしても、日本人の礼儀正しさには、びっくりすることが多い。海外のマラソンレースをいくつか走ったが、日本人のランナーは静かである。スタート時に、それがよく表れている。
ふだん列車を待っているときもそうなのだが、日本人のランナーたちは、スタートの列に並ぶときに割り込みはしない。自分の持ちタイムにしたがって、たとえば、ハーフで1時間45分以内、2時間以内などのプラカードの後にまじめに並ぶ。
一番に驚くのは、トイレの並び方だ。先週、磯子で開催された神奈川マラソンの時に、男子用トイレの周りはずいぶんと狭かった。しかも、ありえないことなのだが、男子トイレはL字型に配置されていた。L字型の配置では、どこのトイレに誰が並んでいるかわからなくなる。
しかし、誰が始めたのか、いわゆる「フォーク並び」で男子ランナーたちが並び始めていた。わたしが列に加わったのは、スタート30分前である。ふつうだと、みなさん焦っているはずだが、誰も横から列に割り込まない。
狭い芝生の空間には、蛇腹のように長いくねくねの列ができあがっている。折り返しが、およそ12~13回ほど。先頭がどこなのか見えない(わからない)のだが、いつかはトイレに到達できると信じて、みなさん静かに列に並んでいた。
ゴールインしてからも、ランナーたちは整然と行動する。時間計測用のチップをはずして、Tシャツを受け取り、記録証の発行を待つ。食べ物や飲み物など、ごみを捨てる人はいない。皆さん、自分でもち帰るようにしつけられている。
いつからできたルールかはわからないが、マラソンレースでの流儀のようなものができあがっている。主催者はそれぞれちがうのだが、全国のマラソン大会に、暗黙のランナー作法が浸透している。
来週だけは一週間を置いて、東京マラソン(2月24日)、京都マラソン(3月10日)と続いていく。この二つのレースが終わったり、ややスローダウンするつもりだ。積もった仕事が待っている。お楽しみが終わるのがややさびしい気がする。
本日、フラワーバレンタインのイベントが、銀座などで開催される。わたしは、午後12時には、銀座三越の周辺。それから、午後4時には、数寄屋橋公園にいる予定である。ゼミの学生たちがイベントに参加している。