人工のレンズを装着して、視野が生まれたときの状態に戻っている。レンズを入れ替えたことは、体内の別の感覚器官にも影響を与えているようだ。抗生物質(セフカペンピボキシシル塩酸錠)の投与が今朝で終わったので、封印されていた味覚と嗅覚が午後からは解放されるはずだ。
料理の材料が色鮮やか見えるようになったことは、右目の手術後にブログで紹介したとおりだ。光線がダイレクトに網膜に到達している。そう感じられることが、心の在り方に与える効果は筆舌に尽くしがたいものがある。
その感動を伝えたくて書いたブログには、誰彼となく、「Rebornですね、先生!」と返事が返ってくる。水晶体だけではなく、からだが丸ごと再生されたようなのだ。いま話題の小保方さんが主張している「STAP現象」は、細胞の機能が完全に初期化される状態のことを指すらしい。
白内障の手術体験は、「STAP仮説」(=外部からの強烈な刺激が細胞の機能を初期化してしまう)を支持している。人間にとってもっとも重要な部品(眼球のレンズ)が再生されたことで、心と体の全体がホリスティックに活性化されている。その先は、身体的な機能の変化が、心理的な反応や生活スタイルも変えてしまいそうなのだ。そう、すべてが変わってしまう。
視覚の変化が聴覚に影響を与えた例が、カラオケの選曲だ。潜在的な好みが活性化されたようで、歌い手とジャンルの選択がいままでとは微妙に変わってしまった。無意識の選択ではある。目を使うことが制約された中で、耳がその機能を補完するために鋭敏にならざるをえなかった結果だろう。
手術後しばらくは、マラソンなどの発汗作用を伴う運動ができない。集中して本や雑誌を読むことも制限されている。たしかに、長い時間PCに向かっていると、眼球の奥に鈍い疲労感が襲ってくる。だから、タイプを打つのも最長で30~40分程度にして、しばらくはベッドやソファーのほうに退去する。
自室のベッドに横になって、あるいはリビングのソファーに腰をかけた状態で、iPadでYouTubeの動画を開く。画像は極力見ないようにして、目をつむって音楽だけを聴く。この視聴環境で心地よく聴ける曲を選ぶことになる。つまり、バラード系で歌唱力のあるシンガーの曲が選択されやすくなる。
連休中に集中的に(練習に)”取り組んでいる”のが、玉置浩二と高橋真梨子の曲である。実は、どちらもマスターするのがむずかしい。玄人好みで歌唱力を要求される曲だ。たとえば、玉置浩二の「夏の終わりのハーモニー」「メロディー」「悲しみにさよなら」。高橋真梨子のほうは、「とまどい小夜曲(セレナーデ)」「for you」。
来週の3月24日、日本武道館で学位授与式がとり行われる。その後の夕方6時から、小川ゼミ送別会@カラ鉄神楽坂店で、4年生とお別れ会を開く。あえてカラ鉄で送別会を開くのは、神楽坂店支援キャンペーンの一環である。その席で、連休中に仕入れた曲を披露するつもりでいる。
ここ数日間、歌うたいのわんすけ先生は、「まねきねこ咲が丘店」で課題曲を練習している。毎日、二時間ずつ。リサイタルを開けるくらいの曲目を準備している。ゼミ長の加藤と、副ゼミ長の宮本に、その中から一曲ずつチョイスしてもらいたい。
以下に、今日現在で歌うことができる曲をリストアップする。暇だよね。ほんとに。
<小川ゼミ送別会>
場所:カラオケの鉄人神楽坂店
日時:3月24日(木)午後18時~21時
<わんすけ先生、歌唱曲リスト>
1 玉置浩二 「夏の終わりのハーモニー」*
2 高橋真梨子 「とまどい小夜曲(セレナーデ)」*
3 さだまさし 「道化師のソネット」
4 中西保志 「最後の雨 2007」
5 柳ジョージ 「青い瞳のステラ」*
6 山根康広 「Get along together」
7 徳永英明 「レニーブルー」
8 吉田山田 「日々」*
9 やしきたかじん「あんた」
10 スキマスイッチ「奏」*
11 Mr.children 「星になれたら」
12 沢田研二 「君をのせて」
13 サザンオールスターズ「蛍」
14 松山千春 「恋」
15 Exile 「道」 *
16 スピッツ 「ロビンソン」
17 浜田省吾 「君に会うまでは」*
18 秦基博 「アイ」*
19 小椋桂 「さらば青春」
20 松田聖子 「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」
(注)*マークは、ここ一年で仕入れた曲