予定通りの強硬スケジュール(笑)で、ツアーは最終日になった。キャメロンハイランドからクアラルンプールまで、帰りのバスの中にいる。今日は、クアラルンプールで買い物、夜の便でホーチンミン市にに移動。そのまま帰国になる。
キャメロンハイランドの残り2ヶ所の農園視察の記録は省略する(松島ブログを参照のこと!)。モーガンファームのオペレーションがあまりに優れているので、もはや書くべきことがない。だだし、日本への出荷本数に関してはまとめておきたい。
モーガン(ハルタの専任扱い)の日本向けの出荷本数は、3500万本。サンライト(2005年のブログではA社)が、2000万本。大同(YMSなどと取引)は、モーガンよりやや規模が大きいらしい(海下さん情報)。4社目でノートルダム(高品質、多様な品種と品揃え)をあわせると、日本向けのスプレイマムの供給本数は1億2千万本くらいになると推定できる。
それよりも多いかもしれない。キャメロンハイランド全体では、栽培面積が4000ha。供給能力は10億本くらい(実際の供給本数はそれほど大きくはないだろう)。
ベトナムと比較すると、マレーシアは品質が安定している分、航空運賃の負担が大きいと見られる。海上輸送が中心で、栽培地がまだ拡張できるベトナムが、将来的には、量販向けに特化する可能性を感じる。
ベトナムからの菊が安定供給されれば、日本の市場は様変わりになるかもしれない。低コストで、海上輸送によるコールドチェーンが完成しているからだ。将来的な供給量は、2~3億本(現状では1億本)。
国内では、沖縄(供給能力4億本)に匹敵する輸出基地になりそうだ。マレーシアは、品質と品種に特化することになりそうだ。なお、チンミンさんのモーガンのレベルであれば、MPSが取得できる。日本で認証もあり得そうだ。