小倉駅前にて、24時間営業のすき家を発見。うな牛をテイクアウト

 朝の4時に起きてシャワーを浴びた。宿泊先のリーガロイヤルホテル小倉から、駅前のバスセンターまで歩く。時刻は4時40分。バスの発着所の向かい側に、24時間営業のすき家を見つけた。まだお腹は空いておらず。テイクアウトの鰻重を頼むつもりでいる。


若い店員さんからは、「無理しなくてもいいですよ」とやさしい言葉。コンビニで買ったコーヒーを手に持っているわたしは、冷房が効いているだろからと、涼みに入って来たことが一目瞭然。外は30度の熱帯夜だ。

 コーヒーをすすりながら、店内で15分ほど時間を潰した。ウナ牛(うなぎと牛丼のミックス) 896円をテイクアウトする。買わなくてもいいのだが、やはり店員さんには悪い。クーラーで涼ませてもらった代金のつもりだ。この暑さでは、冷房代もバカにならないだろう。

 わたしともうひとり、客はふたり。素朴な疑問がふと芽生えた。好奇心に羽が生えて、また止まらなくなる。いつものように質問が始まる(笑)。「一晩に何人くらいお客さんが来るの?」とのわたしからの質問に、若いお兄さんは、「来るときで、20人くらいですかね」と答えてくれた。厨房の奥にもうひとりいるらしい。さっき、中で話し声がしていた。二人で深夜営業をしているから、終電あとの6時間で20人では、人件費さえカバーできないだろう。それでも24時間営業をするのは、早朝の朝食需要があるからだった。

「6時からの1時間で、20~30人くらい来ますね」とバイトのお兄さん。客単価500円として、これで深夜分の赤字がカバーできてしまう。地方だから人件費も安いのだろう。

 すき家は、都市部では人が雇えなくて営業を停止している店もある。ゼンショーの社長は、元東大全共闘の闘志、小川賢太郎さん。吉野家経由で弁当店ゼンショーを創業。全勝、飲食で革命を!と威勢がよい時期もあった。ディスカウント商売で繁盛していたチェーンはみな苦戦中だ。

 すき家の隣りは、マクドナルド。こちらも、煌々と明かりがついている。昨日、上期の大幅減益を発表したばかりだ。前社長の原田失政に、中国産の鶏肉騒動が重なり、そうでなくとも業績下降ぎみのマクドナルドは踏んだり蹴ったりだ。

 北九州空港行きのバスが、そろそろやって来る。@小倉駅バスステーション@5時03分。涼しい風が吹いてきた。

 なお、昨夜は、報道ステーションから、マクドナルドの減益報道について、わたしからコメントを求められたらしい。研究室にいた青木から連絡があった。民放のテレビ出演は基本的に断っている。時間の無駄だからだ。今回も、忙しいからと断るように頼んだ。