今朝がた、宅配便で木箱に入った日本酒が届いた。京都の娘からである。段ボールの中を開けると、筆で「美し国」と書かれた木箱が入っていた。「三重の銘酒」とある。知海(ともみ)自身も日本酒党である。木箱の中には、「わんすけの酒」(4合瓶)が入っていた。
梱包の発送元は、「有限会社アクアヴヰタエ」(「命の水」の意味)。楽天で有名なワインショップらしい。「わんすけの酒」とラベルの題字を書いてくれたのは、創玄書道会6段の伊藤美保さん。父の日のプレゼントに、木箱入りの酒に手書きでオリジナルラベルを書いているようだ。
日曜日とはいえ、まだ昼過ぎである。夕方になったら、日本酒の封を切って飲んでみよう。三重というよりは、伊勢神宮にまつわる神酒らしい。木箱が荘厳な雰囲気を漂わせている。飲み終わっても、手書きの木箱とボトルは捨てるわけにはいくまい。
そういえば、高校生の頃に、娘からサプリメントボックスをもらったことを思い出した。「サプリメント」を摂取しはじめたばかりのころである。
あのころは、サプリメントとはいっても、せいぜい美しいお肌用に「チョコラBB」、マラソンのスタミナ維持用に「アミノバイタル」の程度だった。いまは、資生堂薬品の「コエンザイムQ10AA」やサントリーの「セサミンE」、認知症の予防サプリなど、6~7種類を摂取している。
むすめからもらったビニール製のボックスは4部屋しかなかったが、それでじゅうぶんだった。いまは、国内で走るため、あるいは海外視察旅行の際に、胃腸薬や風邪薬も常備して歩いている。4部屋では足りないので、サプリメントボックスを二種類持ち歩いている。
娘からもらった父の日のボックスは、その後15年は使い続けていた。海外旅行の際に、どこかの国のどこかのホテルで、見失ってしまった。使い勝手がすこぶるよかったのだが、残念無念。
その後、自分でサプリメントボックスを買い足したが、娘にもらったような気に入った箱は見つかっていない。どなたか、お薦めのものがあれば、商品名を教えてください。いまは、間に合わせのものを使っています。
今度の日本酒は、還暦の際に学生たちからもらった「1951年もの」のワインに続く「宝の酒」になりそうだ。わたしは、身内や友人、学生や弟子たちに恵まれている。とりえあずは、「いい人生だった!」ということだろう。