先々週の金曜日(6月6日)に、『月刊ランナーズ』の下条由紀子編集長にインタビューをさせていただいた。約一時間の取材は、ブログに「コラム」としてアップしてある。インタビューには、ご主人の橋本治朗さんも同席してくださった。そのとき、わたしからふたつのお願いをして帰ってきた。
ひとつは、「一歳刻み全国マラソンランキング」に、”ハーフの部”を設けてほしいというお願いである。マラソン市場のボリュームゾーンは、わたしたち団塊前後の世代である。西暦でいえば、1945年~1954年生まれの10年間。年間で200万人は生まれた人口の”こぶ”である。
この年齢層は、いま男女ともに定年を迎えつつある。これから先は、ますます自分たちの裁量時間が多くなってくる。そして、経済的にはわりに豊かな世代である。美容と健康には金を惜しまない。
ところが、わたしもそうなのだが、体力的にフルマラソンを完走するのがだんだん厳しくなる。実際に、「一歳刻みランキング」でみても、65歳を境にして、フルを完走している人数が年間1000人台に落ちてしまう。しかし、70歳になってもハーフを完走しているランナーは、わたしの周りにもたくさんいる。
そこで、65歳以上のシニアに限ってもよいから、「ハーフマラソンの全国ランキング」を公表してほしいとの提案だった。
下条・橋本ご夫婦も同調してくれたのだが、課題がひとつあった。それは、ハーフマラソンだと、公認コースが少ないのだそうだ。「それならば、陸連に代わって”RBS”がコースの距離測定をしてあげれば!」がわたしからの追加提案だった。
RBS(旧ランナーズ)にとっては新しいビジネスにもなりそうだ。だって、ハーフのコースは、わたしの印象だと、もともと距離測定がかなりいい加減な気がする。これを機会に、ハーフも距離測定をしている大会と、そうでない大会をきちんと識別すべきだと思うからだ。
もうひとつは、私事なのだが、『経営者はなぜ走るのか?』というコラムを【月刊ランナーズ】に書かせてもらえないか?とのお願いだった。こちらのほうは、大学院生(小川研究室)の馬場くんが、卒業プロジェクトで取り組んでいるテーマである。
とりあえずは、コラム連載は無理としても、フルマラソンを走っている経営者を5人、紹介していただくことになった。7月中に、すくなくとも一人は、馬場君とインタビューに伺うつもりでいる。
下条さん、橋本さん、よろしくお願いします。