東京は23度なのに、美瑛町は朝方5度。凍えるような雨空のなかで、レースはスタートになりそうだった。とにかく肌寒い。ウインドブレーカーを脱ぐタイミングを失っているうちに、号砲の時間が迫ってきた。トイレに駆け込んでスタート位置まで移動する。
前日の午後、ハーフのコースをレンタカーで試走してみた。30回記念大会にちなんで「30KM」を新設した関係で、去年までのコースが大幅に変更になっている。それを確認してみたかったからだ。スタート地点が白金温泉から下って、インフォーメーションセンターまで美瑛方面に3KM手前に移動。
下り坂が3KMほど短くなった分、良いタイムは出なくなるだろうと予想できた。29回大会までのハーフコースでは、14KM地点になっていた「心臓破りの坂」が、今回は11KM地点に「前倒し」になって来る。坂を登り切った先のダウンスロープは、もはやスケートボードに乗るごとく気持ちよく降りることができない。
いったん美馬牛方面に回り込んで、しばらくは小刻みにアップダウンが続く林の中を走ることに変更。前半を飛ばし過ぎると、このコースでは、後半はばてることになりそうだ。
そして当日(6月11日)。短くなったダウンスロープの前半は、慎重にタイムを刻んだ。それでも5KMまでは27分。やや速いか?
ところが、5KM過ぎから土砂降りになった。心臓破りの坂を登り切るまでは、冷たい向かい風と激しい雨がサングラスを曇らせた。それでも、体は思ったほどには冷えない。第一回東京マラソンのときのように、寒くないからだろう。推定気温は8度くらい?
10KMまでの5KMは約28分。心臓破りの坂は難なく登り切ったが、終わってからの5KM(10KM-15KM)は、やはり29分半を要した。これで、1時間55分切りは難しくなった。予想は1時間56分~57分。ところが、最後のくだり坂でも思ったほどスピードが出ない。15KM~20KMは、5Kmのラップが28分半。
最後の1.1KMも7分ちかくかかってしまった。ゴールタイムは、1時間58分53秒(ネットタイム)。グロスでは、1時間59分12秒。40歳男子約1300人の中で544位(暫定)。目標は2時間切りだったから、ほぼ予想通りのタイムだった。この悪天候の中、完走できただけでもましと考えるべきだろう。
千葉の自宅に戻ってきて、二日後にこのブログを書いている。結局、次男の真継も嫁のアズちゃんも、このコースは走れずに終わった。大雨の中で孫の穂高を連れてきたら、風邪を悪化させていただろう。ふたりとの直接対決は、来年に延期にしてよかったのかもしれない。
それにしても、美瑛ヘルシーマラソンのハーフは、来年はコースを元に戻すのだろうか? ある方からは、「先生、ちっともヘルシーマラソンではなかったですね 笑」とメールが戻ってきた。たしかに、後半はとくに激しいアップダウンのコースに変わり、お疲れ様のレースではあった。
来年も来れたら来ようと思う。孫たちと一緒に。記録は?コース次第だろう。