銀座みゆき通りの”CORK”で、クリスマスイブにお花とワインを買って帰りました

 河野恵美社長の事務所まで、新春セミナーのパネラーをお願いしに行ってきた。河野さんが経営している「リンクフローリスト」は、一年ほど前に、首都圏で酒やチェーンを運営している「カクヤス」の傘下に入っている。四谷や新橋駅の構内で、花店の「プレジュール」(4店舗)を経営している会社だ。


河野社長は元リクルート社員で、ユニクロ時代には「GU」の柚木治社長とも一緒に仕事をしたことがあるらしい。二度目の対面なのだが、昨日も河野さんと話をすると、共通の知人・友人の名前がどんどん出てくる。
 なんとなく笑ってしまった。というのは、仕事や取材で”ニアミス”をしていることがわかったからだ。共通の知り合いがたくさんいる。新春セミナーで同じくパネラーをしていただくことになった高島宏平さん(オイシックス社長)とも、野菜ソムリエを始めた福井さんとのご縁で接触があるという。
 というわけで、1月21日の新春セミナーが楽しみになった。基調講演は、相模屋食料の鳥越社長だが、パネラーは、青山フラワーマーケットの井上さん、オイシックスの高島さん、リンクフローリストの河野さんである。コーディネーターのわたし小川は、それぞれに「友人の友人関係」でつながっている。
 今回のテーマは、「異業種の知恵に学ぶ」。最近ではめずらしいことだが、わたしの発案である。たしかに、事業創造のためには、仕事上のネットワークづくりが必要で、友達は重要なビジネス拡張の手段である。

 昨日は、クリスマスイブ。銀座のオフィスで河野さんへのお願い面談が終わってから、以前から行ってみたいと思っていた「CORK」で買い物をして帰ることにした。リンクフローリストがはじめた「お花とワインのコラボ店舗」である。お酒の「カクヤス」と花店の「プレジュール」が銀座でコラボするとなると、一体全体どんな店になるのだろうか?
 事務所を離れる前に、河野さんから直筆で「CORK」までの地図を描いていただいた。わが健脚のおかげで、銀座通りを歩いて15分。みゆき通りの”凹み”にある店舗に到着した。銀座のど真ん中で場所がおもしろい。階段を14段昇って、木枠のオープンドアから右に入る。
 店名の「CORK」は、ワインのコルクに由来するのだろう。天井が高い。よく見るとワインショップであり、しっかり眺めればフローリスでもある。おしゃれな店構えに、素敵なレイアウト。ワインは、種類(ヘビー/ライト)と値段(2000円~6000円)にしたがって、水平方向(種類)と垂直方向(値段)に分類・陳列されている。わかりやすい。店内に置いてある花束のサンプル品もセンスがとてもよい。

 「(河野)社長からさきほど電話がありました」。
 わたしの顔を見るなり、店長さんらしき人に声をかけられた。河野社長がすぐに連絡を入れてくれたらしい。さすがだ。
 買い方がよくわからないので、女性の店員さんにたずねてみた。いちばんの売れ筋は、木箱に入ったアレンジと白い包装紙でパッケージしたワインの組み合わせらしい。CORK製のタグがついている。お花の手入れの仕方とワインの冷やし方などの説明書きだ。組み合わせるワインは、店内に陳列してある商品の中から選ぶことになる。プリザーブの花を選択することもできる。

 「どの国のどんなワインがお好みですか?」と店長さんに尋ねられた。
 「よくわからいなけど、重め(フルボディ)のワインであれば国はどこでも」とわたしが応じると、欧州方面の赤ワインをさがしてくれた。おすすめは、イタリアワインだった。チェレット(Ceretto)のモンソルド(Monsordo)。ダークの素敵なボトルのデザインだ。イタリアンっぽいぞ。
 店員さんが、暖色系のバラに、モカラ(ラン)とグリーン(ユーカリ)を組み合わせて花束を作ってくれた。白色のラッピングは、ワインを包んだ紙と色彩ともに共通の素材だった。

 お会計は、締めて9100円。ワインの値段が3900円だから、差し引きで花束は5200円になる。クリスマスイブとはいえ、自宅用にはちょっと奮発しすぎたかな(笑)。
 大満足の買い物だった。帰宅後すぐにワインを飲んでみた。かなり美味しい。わたしの好みの重たいワインだ。4千円の価値はある。
 テーブルの上に花束を飾ってみた。銀座で買ったからなのだろか?こちらも良いセンスの花束で、紐を解いても花組みが崩れなかった。目と心が満足している。