先日のブログ(10月10日)で、20代~30代の男性がプレゼント用に花を贈る比率が高まったことを紹介した。もっと具体的には、30代の男性で3.5%、プレゼント用に贈る花の購入率が上昇した(2012年36.9%→2013年40.4%)。おもしろいのは、その送り先である。以下にデータを示す。
花を贈った相手
(妻) 2010年 2011年 2012年 2013年
男性全体 11.5% 14.4% 10.6% 12.0%
男性/20-29才 3.8% 3.8% 1.9% 11.5%
男性/30-39才 13.5% 21.2% 13.5% 15.4%
(恋人) 2010年 2011年 2012年 2013年
男性全体 5.8% 5.3% 4.8% 6.7%
男性/20-29才 11.5% 17.3% 7.7% 7.7%
男性/30-39才 5.8% 3.8% 3.8% 11.5%
<解説>
これ以外に、母の日などに「母親(義母)」に花を贈るという欄がある。しかし、この部分の購入率はそれほどでもない。つまりは、妻や恋人に花を贈る比率が、20代~30代の男性については突出しているのである。あらゆる層の女性が、花贈りのシーンが減少傾向にあるのに、とくに30歳代の男子で異常なくらいに増えているのである。
まだ仮説でしかないが、もしかすると、日本男子の30代は、花贈りの習慣が変わりつつあるのかもしれない。フラワーバレンタイン効果の可能性がある。どうでしょか?青山フラワーマーケットの井上社長、日比谷花壇の宮嶋社長。フラワーバレンタイン・ワーキングチームの小川典子リーダー。
日本人の30代男性は、花男子。花贈り世代のクラスターの誕生?