坂本社長・秘書の岩崎(菜乙美)さんから、「俺の(フレンチ)」のニューヨーク出店のことでメールをいただいた。昨日(9月26日)、坂本チームの「7人の侍」(坂本、安田、森野、島田、徳永、安藤、岩崎)が、成田からニューヨークに向けて旅立ったはずだ。目的はもちろん、「俺の(店)」のNY出店を決めるためである。
思い起こせば、8年前のこと。坂本さんがブックオフの会長(そのころには、腹心の橋本社長に交代していた)だったころ、ブックオフを海外出店させたいため、「NYに行く」と言い出したことがあった。
その後、中古本の買取モデルは盤石なものになり、海外出店(NY)は実現することになった。しかし、それから数年して、坂本さんは丸善との取引問題でブックオフから去らねばならなくなった。
というわけで、いわくつきの海外出店なのである。
今回は、「俺の(レストラン)」の飲食業態での出店である。世界にも例を見ない「高回転・低粗利、ただし、高品質」のビジネスモデルが、米国のどまんなかの町(NY)で通用するのかどうか?
不可能を可能にしてきたチームである。どのような方法を選択するのか。わたしは、期待とともに、その一方で漠然とした不安も感じてしまう。7人の侍たちの無事の帰国と、出店のめどが立つことを祈念するばかりである。
なお、8年前からのしつこい依頼で、「(小川が)坂本さんの自叙伝を書くこと」を、坂本社長から正式に受けていただいた。坂本チームがニューヨークに旅立つ3日前である。出版社は未定である。
おそらく、このプロジェクトには、2~3年以上の時間がかかるだろう。作家への夢が途絶えたと思っていたのだが。