調査会社のインテージの「CXセミナー:顧客体験に関する勉強会@2023年5月23日)」(https://kosuke-ogawa.com/?eid=6066#sequel)がきっかけで、ワークマンの林知幸広報部長と共著で、『ワークマンのアンバサダー・マーケティング(仮)』を出版することになりました。出版社は未定ですが、7月7日に上野の事務所で出版の企画を練ることになっています。
昨日は、#ワークマン女子の視察のため訪店することにしました。これまで、路面店のワークマンは何度を見ていますが、#ワークマン女子と#ワークマンPLUS(+)では、一度も買い物をしたことがありません。というわけで、林さんに視察すべき店舗の推奨をお願いしました。
昨日、わたしの住まい(葛飾区高砂)からもっとも近いところにある、林さんのセレクトにしたがい、「アルカキット錦糸町店」と「ソラマチの店舗」を見てきました。インスタグラムの写真は、ショッピングビル内(アルカキット錦糸町3F)にある#ワークマン女子錦糸町店の店頭です(https://instagram.com/p/CtpwRX9y8zV/)。
30分ほど店頭と客層を確認したあとで、自分でもビーチで着るような半袖シャツを買ってきました。ワークマンのPB商品のFieldCoreブランドでした。商品名は、アウトドアプリント半袖プリントシャツ。値段は1500円。手袋や靴下などは、2桁のお値段です。アパレル系の商品は、ユニクロや無印良品と、雑貨系の商品では、ダイソーなど100円ショップと競合します。
アウトドア商品の機能性では、モンベルやスノーピークとほぼ同等か、使い勝手の利便性では2社を上回っています。ある種のカテゴリーの価格破壊を狙った価格付けと機能性提案です。顧客層を見ていると、ユニクロやモンベルにとっては、#ワークマン女子は潜在的な脅威になっているのかもしれません。
「#ワークマン女子」の業態は、レギュラーのワークマンから、アウトドア好きな女性向けに商品をセレクトした店舗のようです。しかし、実際にお客さんを見ていると、半分が若い男性と子供連れのファミリー層でした。もちろん、メインターゲットのワークマン女子も、お客さんとしてたくさんいらっしゃいました。
土地柄なのか、女性の年齢は高めでした。男性の年代も同様です。なお、アルカキットの同じフロア(3F)に入店している他のテナントより、ワークマンの店舗の方が、圧倒的にお客さんの入りがよかったです。目視による推測ですが、売上で2倍から3倍の開きはあるかもしれません。
このところ、ワークマンの株価は、5000円前後で低迷しているようです。店頭を見たわたしの印象と、株式市場でワークマンの将来性に関する評価に大きなギャップがあると感じました。1年前の株価1万円の半値のいま、ワークマンは株式の投資先として狙い目かもしれません。余計なコメントでした。
ちなみに、今月29日に群馬県高崎市で開催されるワークマンの「第42回定時株主総会」(@問屋町2丁目、ビエント高崎エクセルホール)に、ひとりの株主として参加する予定でいます。