ロシア訪問日記#2: サンクトペテルブルグの花店チェーン、オレンジを発見!市内42店舗

 サンクトペテルブルグの郊外で、ORANGEという花屋チェーンに遭遇した。旅行ガイドのロシア人がたまたま連れていってくれた花屋、市内に42店舗をもつフラワーショップだった。2店舗は卸売らしい。



 わたしたちが見た店は、大きなショッピングセンターの入口にある独立の建物。2階建てで、1階の道路側が小売り(従業員1人)約12坪。隣が卸売り店舗で25坪(2人)。奥に資材倉庫28坪。2階は、アレンジを作る作業場(3人、20坪)で、半分はアートフラワーの売場(30坪)だった。
 広島の花店チェーン、宮本社長と売上を推計。花の値段が日本の2~3倍だから、小売りだけで年商7~8千万円(ブーケ、アレンジなどの配達含む)、卸も同額くらい。年商1.5~1.8億で意見が一致した。チェーン全体では、50億円規模になりそうだ。
 とにかく、かなりの金持ちがたくさんいるからで、富裕層に支えられている事業だろう。サンクトペテルブルグの人口は500万人だ。

 値段がすごい。バラ1本が、卸部門で300円~800円(80ルーブル)。小売りだと1000~1500円。メジャーな花は、ほぼ揃っている。
 ひまわり、トルコ、アルストロメリア、白いマム、スプレイカーネーション。多品種ではないが、品質はかなりよい。すべて、オランダからの仕入だそうで、フィンランド経由でトラック陸送。フィンランドまではフェリー。
 小売りは、ラウンドブーケで1~5万円。センスはよいが、しかし、目が飛び出るような値段だ。最低が、8千円から。なぜか、店内に販売用の熊のぬいぐるみがたくさんおいてある。

 ちなみに、午後に、ハイパーマーケットに行った。松島さんに心配されたが(モスクワ便に間に合わなくなる?)、無理矢理にガイドさんに頼んで。この店は、レジが35台あった。
 店はカルフールのようだが、色使いは(笑)まるでIKEA。客単価の高さにびっくり。日曜日とはいえ、5千円平均(1000~2000ルーブル)。上は1万ルーブル超(4~5万円)もいた。
 客数の推定は、土日は1万人。午後4時でレジ30台が全開。約3~5分でチェックアウト。一時間20人×30台=600人(×12時間)。土日の平均売上は、3500万円。
 ストアブランドのロゴが花マークの店だった。名前は読めない!英語に変換すると、「LENTA」?
 花売場は、セルフで一カ所。バラの値段は、100円。しかし、品質は?だった。数量もあまり置かれていない。20バケツ、80束くらい。

 午前に、エルミタージュ美術館などを観光したが、報告は省略する。
 昨夜は、空路でモスクワに移動。今朝も雨上がり、市内の公園を6KM、走りました。9月上旬のモスクワは、すでに肌寒い。