ロシア訪問日記#1: サンクトペテルブルグ(旧レニングラード)のバルト海沿いを7km走る

 バルト海に面したロシアの美しい町、サンクトペテルブルグにいる。1917年のロシア革命後は、レニングラードと呼ばれていたかつての都。社会主義体制が崩壊した後は再度、ロマノフ王朝時代の名前に戻った。文化と芸術の町である。



 昨日の深夜に、モスクワ経由でこの町に入った。上空から点々と明かりが見えたのは、高速道路のナトリウムランプだったらしい。さみしいお祭りに見えた。歴史のある町らしく情緒風情がある。

 今朝、海岸線を7K走ってみた。さすがに旧社会主義国だけある。道路や建物は造りが粗い感じがする。体の大きさの違いだけではないように思う。道幅が広いので、マラソンは走りやすい。気温は14度。雨上がりで、ひんやりしている。わたし以外に、地元人のジョガーはふたりだけ。直線の海岸線をゆったりと走ってきた。本日は、朝8時半から花屋さんと花市場巡りになる。午後は、市内観光、エルミタージュ美術館。

 モスクワ空港に花の自動販売機があった。日本円で換算すると、花束が8千円(20本?)。街中でも、花を抱えて歩いている男性をふつうに見かける。

 行きの飛行機で、ロシア映画を見た。アイスホッケーの有名選手の実話だった。交通事故で亡くなった彼が、女性に花束を贈るシーンが3回出てきた。白いバラを贈っていた。院生のロシア人留学生、セーニャさんが授業中に、(その日、たまたま誕生日で)「彼氏から、白いバラを100本、いただきました!」。クラスメイトは驚愕したが、本当に白いバラをプレゼントするのだ。花を贈ることは普通のようだ。ただし、値段は高い。日本と比べても2、3倍くらいはする。

 さて、今朝、2020年の東京オリンピック開催が決まった!おめでとうございます。これで、わたしは、70歳まで走らないといけなくなった。