寒い中、銀座でのフラワーバレンタインのイベントをハシゴしてきた。数寄屋橋公園での「フラッシュモブ」を企画したのは、ワーキングチームの若手たちだ(近日中に画像公開)。鈴木フロリストの鈴木会長をはじめ、年寄りたちは若い人たちを観衆として支援していた。
一晩で、「フラワーバレンタイン」の検索ワードが、150万件も上昇している。
昨日(2月11日)の朝、「フラワーバレンタイン」で検索すると、360万件(グーグルとヤフーがほぼ同じヒット数)だったが、本日(12日)は、522万件(グーグル検索)と457万件(ヤフー検索)だった。これだけ検索サイトでのヒット数が上昇しているということは、SNS系(フェイスブックやツイッター)でかなりの話題を提供している結果だろう。
上昇しているのは、「フラワーバレンタイン」の検索ワードだけではない。バラの値段(卸価格)も、先週の水曜日から上昇基調にある。複数の市場関係者からの話である。関西の市場でも、バラの価格は上昇しているという(ネット関係者)。
関東では、前売りで花がさばけてしまい、セリ場には商品が出てこない状態らしい。今年、バレンタインの直前になってから花が買えないとなると、来年からは予約相対での購入が主になるだろう。計画生産・計画調達が進めば、「新しい物日」としてのバレンタインデーも本物である。
明後日には、3年目のフラワーバレンタインの成果が明らかになる。今年度までで、花業界関係者の「様子見」は終わるだろう。来年からは、調達合戦の末に、作付けからの調整がはじまるだろう。
供給不足気味のバラ、ラナンキュラス、チューリップ、ガーベラの相場を見て、生産者や輸入業者は調達生産計画の見直しに走るだろう。
それにしても、プレゼントとしての花の力(フラワーパワー)のすごいこと。バレンタインだからではないだろう。銀座のイベントを見ていると、花のマーケットに明るい未来を感じとることができる。
ソニービルや銀座松坂屋の前で、列を作って並んでいる女性たちが見せる、花を手にしたときの嬉々とした表情。都内の各イベント会場から聞こえてくる、トークショウや演奏会の評価の高さ。花が男女をつなぐ媒体(メディア)として、かくも強力であることの再認識。
わがゼミ生たち20人ほどが、ボランティアで、銀座の花配りと数寄屋橋公園でのフラッシュモブ撮影に駆り出されていた。しかし、彼らに「やらされ感」はなかったようだ。
フラワーガールに花束を渡した4人の小川ゼミ代表イケメン男子たちは、本気でペアに指定された相手の女性たちをくどいているように見えた。携帯電話の番号は入手できただろうか?花を贈られたとき、女性は一瞬、無防備になる。そのことを知っただけでも、数寄屋橋公園でのイベントに参加した意味がある。
本日は、わたし個人でも、バレンタインモードは一段落になる。抱えている仕事に戻るのだが、夕方から、JFMAのイブニングセミナーがある。そこで、全国各地で展開されているイベントに関する情報が集まってくるだろう。
それにしても、2月14日が、一昨年のように雪にならないことを祈っている。