オーストラリア訪問記録#1:カンガルー航空でシドニー着

 今朝(10月21日)、カンタス航空で、成田からシドニーに着いた。16年ぶりである。1995年に、シドニー大学に45日間、滞在して以来のことである。大学院を創った(ご褒美)研究旅行だった。


朝早い到着で、機内ではほとんど寝て過ごした。カンタスの成田~シドニー便は満席である。日本と中国間で、険悪な空気が漂っているからだろう。その身代わりで、代替旅行先がオセアニアに集まっているらしい。それが証拠に、シドニーの町は、中国人観光客であふれている。オペラハウスやカトリック寺院は、中国人と韓国人がやたらと目立つ。団体で動くからだろう。チャイニーズは、やたら騒がしい。

 初日は、二軒の花屋さんを見た。オーストラリア大使館の西川さんがアテンドしてくれているので、どのオーストラリア人もにこやかだ。日本をよく知っている。

 一軒目は、高級住宅街、DOUBLE BAYにある花屋さん。日本のフラワーアレンジャー、東信(あずままこと)氏の作品を抱えて仕事をしていた。シャクヤクを利用したアレンジが本になっている。世界的に有名なんだと思った。東さんは、いつか会ってみたい人である。以前にIFEXでデモをしてもらおうと考えたが、フィーが高すぎて、あわなかった。彼は、スターフライヤーの広告にも登場する。

 二軒目は、街中の庶民的な花屋さん。値段はそんなに安くはない。大輪のばらが、1本240円。5本束で売っている。とにかく、ひっきりなしに客が入ってくる。西川さんいわく、「シドニーでいちばん売れている花屋さん」。
日曜日の朝。パーティーに出掛けるらしく、花束が飛ぶように売れていく。2000円~4000円。トロピカルな花束がたくさん飾ってあるが、目の前でいちばん売れているのは、百合のブーケである。男性客とカップル客が多い。うらやましいかぎりである。フラワーバレンタイン活動などはまったく必要がなさそうだ。文化の違いが。

 これからHYDEパークを一時間ほど走って来る。ここは、シドニーの街中にあるBAYVIEW BOULVARD HOTEL。豪華な4つ星である。円高の恩恵を感じる。

 なお、本日、法政が明治を破ると、7季ぶりで東京六大学野球で優勝が決まる。駅伝に続いてのおめでたを期待したい。