2012年度「マーケティング論」講義資料9: 学習ガイド6と課題5

 本日のマーケティング論の授業は、コミュニケーション戦略(広告とSP)を取り上げる。学習ガイドは、小川他の1999年論文で、SPの短期・長期効果。後半の課題5は、修了生(花畑裕香さん)の講演による「徳島すだちプロモーション」である。

<学習の参考> 7月26日

□小川・前野・野沢(1999) 学習のポイント
(Q1)Quelch(1989)が提案したSP(セールスプロモーション)の4つの分類を、身の回りにある実例を用いて説明せよ。

(Q2)「景品付きセールス・プロモーション」が、ブランド・エクイティ(資産)を毀損しないのはなぜなのか? 「値引き型のセールス・プロモーション」との比較で議論せよ。

(Q3)筆者ら(小川他)は、SPの短期効果と長期効果をどのように測定しているか? その方法は、測定論として妥当だろうか?

(Q4)本論文の結論を、以下の3点から要約して、仮説が成立する理由を説明せよ。
 (A) 市場地位別のSP効果
 (B) 景品のタイプによるSP効果の違い
 (C) 応募抽選型か必ずもらえる型かの違い

<参考文献>
小川孔輔・ミラー前野和子・野沢誠治(1999)「ブランド・エクイティと景品付きセールス・プロモーション–SPの長期効果についての実証分析」『日経広告研究所報』1999年4月号

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課題5:「徳島すだちプロモーション」(花畑裕香2010年講演録から)

(Q1)徳島のすだちを普及するため、今後どのようにプロモーションを展開したらよいだろうか?

(Q2)昨年(2009年)プロモーションを実施した「ヤオコー上里店」で、認知度調査を行います。その調査内容を具体的にあげてください。

(Q3)今年(2011年)、新たにプロモーションを実施する2店舗(南古谷店、若葉ウォーク店)では、どのような企画にしたらよいだろうか?また、その効果はどのように測定したらよいだろうか?

(Q4)「すだち」のような副食材(メインにならない食材)を関連販売でプロモーションすることの効果を評価せよ。