2か月ぶりの金曜休息日は、夕方から映画鑑賞(「アウン・サン・スー・チー 家族の肖像」)に

 数か月ぶりで、金曜日が休養日になった。夕方から誘われて、反逆の女性活動家アウン・サン・スー・チー女史の映画を鑑賞に行くことにした。『ニューズウイーク(日本語版)』がスーチーさんの動静を取り上げてきているので、彼女の生涯はだいたい頭にインプットされている。

 自宅軟禁で軍部に拘留されていた彼女は、英国にいた夫の死に目に会うことができなかった。おそらくは、その場面を「引き裂かれた」というタイトルで表現したのだろう。スーチーさんは、誰が見ても傑女である。
 ただし、心配がひとつだけある。ミャンマー(ビルマ)政府の政策転換で、彼女は議員として政治の表舞台に出てきた。そうなると、今度は、政治家として別の資質が求められる。
 日本の民主党の政治家たちは、政権を握った途端に方向感覚を失ってしまった。抵抗運動の渦中にあって政治批判をしているときとは異なり、実際に世の中を動かしていく場面では別の能力が必要になる。
 彼女が、そうした日本の民主政治家にはならないでほしいと思う。たぶん、彼女ならば大丈夫だろうが。

 企業家でも政治家でも、女性の傑物たちは、他の男どもとは顔つきがちがうと、ふと思ってしまった。スーチーさんは、元マラソンランナーの有森裕子さんとどことなく雰囲気が似ている。
 ともかく、夕方のゆったりした時間が楽しみである。日経の案内をそのままに、以下に添付します。

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■ 試写会開催概要
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□名  称:日経電子版プレミアム映画試写会
    『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』
□開催日時:2012年6月29日(金)
  18:30開場、19:00開演予定(本編上映時間:133分)
□会  場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階)
□主  催:日本経済新聞社 デジタル販売局
□協  力:角川映画
 ▼公式サイト ⇒ http://mxt.nikkei.com/?4_4332_153_2

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 試写会と同時に、 映画公開記念写真展『アウン・サン・スー・チー 家族の肖像』が開催されているらしい。

 映画『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』の公開を記念し、今まであまり公開されていなかったアウン・サン・スー・チーさんの幼児期、青春期、結婚・出産・子育て期を中心にスー・チーさんの親族や友人からお借りした秘蔵の写真約30点と映画のスチール写真約10点を展示します。
 スー・チーさんのオックスフォード留学時からの友人である宮下夏生さん(ビルマ応援の会代表)がスー・チーさんの亡き夫マイケルさんの双子の兄、アンソニーさんなどから預かった家族写真を中心に構成します。