次男の真継とは3度、マラソンを走っている。08年と10年の美瑛ヘルシー(ハーフ)、10年の田沢湖マラソン(フル)である。秋田のフルマラソンは同着(47都道府県完走記念ラン)だが、美瑛の丘を走るマラソンでは、これまで二連敗を喫している。明日が北海道での三度目の対決になる。
過去のマラソン記録簿を検索してみた。
わたしはデータ魔である。レース結果は、全部記録している。2008年6月8日、1時間45分43秒(真継は1時間44分台)。2010年6月13日、1時間55分45秒(真継は1時間52分台)。
細かいデータはないが、真継とのタイム差は、二回とも3分以内である。とくに、08年のときは、先行していたのが、12キロ付近で抜かれている。競技場の最終コーナーでは背中が見えていたのに、足をつっていた真継に、最後まで追いつくことができなかった。悔しい思いをした記憶がある。
今回は、1時間44~46分前後であれば、十分勝負になると思っている。先週まで、15週間連続で公式レースを走っている。美瑛の丘を走るマラソンで、いつかはリベンジを果たすためである。
わたしの問題は、一昨年のように、30度近くに気温が上がってしまうことである。秋田県出身のランナーは、暑さにめっぽう弱い。秋田県の高校球児が、夏の甲子園でなかなか勝てない理由である。
わたしも、気温が20度以上になると、マラソンでは急速にタイムが落ちてしまう。
今朝はあまり暑くはないが、北海道はどうだろうか?
美瑛町のハーフマラソンは、2000年から参加している。隔年のペースでこれまで6回。長男の由と二回、次男の真継と二回。単独でも2回、走っている。当時大学生だった長男には、二回とも圧勝している。
長男坊はかわいそうだ。というのは、40代のわたしは、2001年には1時間39分22秒でハーフを走っている。いまと走力を比較すると、平均で10分はちがう。
記録は残っていないが、長男のタイムも1時間42~43分だったはずある。悪くはない。だから、この件に関しては、しばしば長男は文句をいう。同じ条件で走っていれば、次男より長男の方が先着できていたはずだからだ。もっとも、2001年に「ワンエイツ」(約5KM)に参加した次男は、結構いいタイムだった。
いつも宿泊するのは、「ペンションWE」さんと決まっている。
髭のオーナー、岩崎さんご夫妻が経営しているペンションである。十勝岳が見えるお庭と、住所名が素敵である。北海道美瑛町希望。美瑛町観光課(当時)の宮崎さんに紹介していただいた宿である。なんといっても、ビーフシチューがおいしい。
本当は、冬の北海道(1月~2月)が好きなのだが、実際には6月のマラソンのころが一番訪問回数が多い。いずれにしても、6月の北海道は冷涼でさわやかだ。
60歳を過ぎて、27歳の息子とマラソンでタイムを競うことができるのは、つくづく幸せなことだと思いう。長年の訓練で、基本が健康体だからである。
周囲の人にこの話をすると、「27歳の息子さんに、本当に勝とうと思っているのですか?」と不思議がられる。しかし、生来の負けず嫌いである。
「そのつもりで毎日、練習を積み重ねているですよ」と答えると驚きの顔をされる。息子との34歳の年齢差は問題ではない。日ごろの努力と気持ちが大切である。
今回は、わたしたちランナーふたりの他に、家族3人が応援に加わる。長男夫婦と、かみさんである。京都のホテル勤務の長女(知海)は、残念ながら、北海道マラソンツアーに参加できなくなった。
先々週に、「ちち、ごめん、仕事が、、」とメールが入っていた。
レースの結果は、明日の午後になると判明する。