志村なるみさん、第二の創業”HOT STUDIO ALL5”: 3月23日に銀座エルメスの近くにオープン!

 宣伝してしまいます。佐々木由理さん(担当マネージャー)が、3月23日開業予定のヨガスタジオへの招待券を、20枚ほど研究室に抱えてきてくれたからです。体験レッスン招待券を持参すると、二回分(一回3500円相当)のヨガ無料体験ができます。

 志村さんが3年ほど温めてきた”HOT STUDIO ALL5″の事業コンセプトは、「キレイなカラダ、美しいココロ。」でした。
 新しいパンフレットと、ヨガスタジオのご招待券をいただきました。わたしは、唯一男性が体験できる「内覧会」の日(3月22日)午後16時に、銀座のスタジオに向かいます。

 二週間ほど前に、創業者の志村さんから、佐々木マネジャーが研究室に派遣されてきました。彼女から、詳しく新しいホットヨガスタジオの説明を伺いました。資料と説明に耳を傾けながら、新規事業のアピールの仕方について、志村さんへのアドバイスを伝言しました。
 メールで送信したエクセルシートに、ヨガ業界のトップ事業「LAVA」と「STUDIO(ALL)5」(ワコールのプレミアム・インティメイト・ブランドとブランド名が似てますね!)の比較表を作成してみました。いまは、その内容は内密です。
 志村さんにも、佐々木さんにも、この比較表がとても喜ばれたようです。コンセプトの一部とマーケティング戦略が、わたしのアドバイスにしたがって一部修正されたようでした。 

 そうこうしているうちに、ブログ検索をしたところ、銀座のヨガスタジオの設計を担当したという建築デザイナーの男性(シカゴ在住)のブログを見かけました。米国で投稿されたと思われる記事を転載します。デザイナー氏が書いた記事を読むと、ヨガスタジオの雰囲気がなんとなく伝わってきます。
 米国在住のデザイナーさんらしいのですが、すいません、この世界は不案内なものでお名前を知りませんでした。Hiroki Uchida (内田宏樹)氏は、とても有名な方かもしれません。
 詳しくは、オリジナルのブログ記事をご覧ください。このヨガスタジオは、映像(と音)が特徴であることがわかります。

 ちなみに、ブログをごらんになっている院生や友人たちで、志村さんのホットヨガスタジオ(ALL5)を体験したい方は、わたし(小川)か秘書の福尾(美貴子)に連絡を!
 招待券をペアで差し上げます。ホットヨガが体験できます。ただし、首都圏在住(銀座まで行ける!)の女性限定です。

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Hiroki Uchida (内田宏樹)のブログより

2012年3月4日日曜日 HOT STUDIO ALL5
 
初めての日本でのプロジェクト、HOT STUDIO ALL5。高温多湿のホットヨガ。工事は着々と進んでいる(はず・・・)で、3月22日にオープニングリセプション。場所は銀座5丁目、エルメスの後ろ。

最初お話を頂いた時は、どんな物を作れば良いのか少々迷った。21年も日本を離れ、日本でプロジェクトをした事が無い。それどころか、高校生時代に山崎パンで鏡餅を作ったり、蕎麦屋の出前をスーパーカブでしていた以外は、日本で働いた事すらない。

わざわざ不都合な海外のデザイナーを雇って、後に面倒に思われる事も危惧したが、それ以上に ”やってみたい” という思いの方が強かった。いつもアメリカのプロジェクトをデザインする時は、日本人としての感性が自分の血の中に流れているから、どんなに奇抜な物をデザインしてもきっとまとめ上げてくれる、と信じてペンを持つ。今回はその逆だった。アメリカでしかデザインの教育を受けていない上に、色々な国の人達と一緒に仕事をして来た。その中で知らずに培った何かが、きっと自然に出て来てくれるはず。そう思う事にした。

今回のプロジェクトの大きな特徴は、スタジオ内の壁4面に映像を映し、空間全体で作り上げた環境で人を包み込むという物。

昨年の12月、一人のオフィスで久しぶりにゆっくりとコンセプトを考えた。インテリアデザインと言っても、昔から本当に興味があるのはインテリア・アーキテクチャー。装飾を活用するのではなく、壁や天井などの建築要素の点、線、面を使って空間に表情を与えたり、人の感情をコントロールする様なインテリアを作ること。もう一つとても興味があるのが、光の使い方。

このプロジェクトの特徴の”映像”は光として、”熱”は温度として人に感知され、そして、それらが人を包み込む。

そこから思いついたのが、天井からの照明で採光するのではなく、また、ペンキや壁紙の色で着色する事もせず、壁などから出てくる優しい光で空間全体を包み込み、フェードアウトして行く光や影を用いて壁に深みや色を付ける。そして、その光の色によって人の体感温度をコントロールするという事。

今週後半から設計管理をしに日本へ行く予定。このプロジェクトの誕生までは、クライアントの志村なるみさんのFacebookページにて更新されている。毎朝オープニングまでの日数を見ると、1日づつ減っている・・・当たり前だが、”ドキッ”とする。

まだ幾つか課題は残っているが、何にでも必ず解決策はある(はず・・・)。