生涯で55冊目の自著『社⻑はつらいよ』を、昨日(7月22日)の夕方に書き終えた。この先の計画では、光文社新書から定価千円(税抜き、予定)での販売を予定している。わたしの最近の著書は、350頁近くの分厚い書籍が続いていた。今回は軽めの装丁で、掌サイズの新書版(250頁弱)である。
当初は、2026年の年内完成を目標にして執筆を始めた。ところが、予定より4ヶ月も早く原稿が完成してしまった。個人の新記録である。5月1日に、京都の街を半日で21,857歩も歩いた。よせばいいのに、翌日の5月2日に、桂川沿いを6KM(17,550歩)走って、左足のアキレス腱を傷めてしまった。世の中は何が幸いするかわからない。走れなくなったことで、わたしは原稿の執筆に専念せざるを得なくなった。
書き始めてから80日目の7月22日に、生涯最速で一冊の本を書き終えてしまった。単純計算で、一日3頁(5千文字)の執筆速度である。その結果、販売に向けて準備ができていない出版社がいまパニックに陥っている。印刷用紙の用意できていないようなのだ。
ところで、執筆が佳境に入ったある日のこと。編集担当の三宅貴久さん(光文社・編集局⻑)との打ち合わせで、「先生の本は、“一人称ビジネス書”ですね」と指摘された。作品中に著者であるわたし(一人称)が登場してくるからである。社⻑さんたちの物語を執筆しながら、ビジネスの現場にわたしが顔を出す。主人公(社⻑)のビジネス・ヒストリーが、わたしとの対話形式で展開していく。通常のビジネス書とは趣が異なるライティングスタイルで、「社⻑の仕事のつらさと楽しさ」を描かせていただいた。
拙著『社⻑はつらいよ』の内容を、巻頭言で紹介させていただくことにする。というのは、本書に登場する10人・9組の社⻑さんのうち、3人が花業界からだからである。「⻘⼭フラワーマーケット」の井上英明社⻑(第6章)、「花恋人」の野⽥将克社⻑(第7章第2節)、京都の「アトリエ・プーゼ」の浦沢美奈さん(エピローグ)である。以下では、「もくじ」を紹介して「巻頭言」を終えることにする。
*** 小川孔輔著『社⻑はつらいよ』(光文社新書、2026年) ***
プロローグ 岩⽥彰一郎(元アスクル社⻑)
第1章「社⻑の『履歴』大研究」
第2章「藍より⻘し、父から息子への事業承継」
⻑沢ベルト⼯業社⻑(⻑澤猛⾂氏) 佐嘉平川屋社⻑(平川大計氏)
第3章「ミッション・ドリブンの社⻑業」ロッテ・ホールディングス社⻑(玉塚元一氏)
第4章「カリスマ経営者が去った後で」劇団四季社⻑(吉⽥智誉樹氏)
第5章「TOFUでアメリカ大陸を目指す」相模屋⾷料社⻑(鳥越淳司氏)
第6章「エレベーションとお坊ちゃま力」⻘⼭フラワーマーケット社⻑(井上英明氏)
第7章「社⻑業の本質、二人のターンアラウンド・マネージャー
良品計画元社⻑会⻑(松井忠三氏) 花恋人社⻑(野⽥将克氏)
エピローグ プーゼ(浦沢美奈氏、渡邉倫久氏)
あとがき
【巻頭言】「一人称ビジネス書『社長はつらいよ』、3人の社長さんは花業界から」『JFMAニュース』2026年7月号
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