親しい女性の友人から、還暦のお祝いをいただいた。誕生日の翌日のことである。お昼休みに、わたしが好きな赤のワインを、自ら研究室まで持参してくれた。ボトルには、詩のようなメッセージが添えてあった。許諾を得てブログで紹介する。 ただし、匿名のイニシャルで。
小川先生
お誕生日おめでとう
といくつになっても家族以外から言われる そういう人がいる
人の記憶の中で生きている素敵な人 今輝いている人 今後の関係の中で大切な人
幾層もの輪の中心にいるのかと思うと 改めて偉い人なんですね
お誕生日おめでとう
その日の前に言うのと 過ぎてから言うのとでは何が違うか分かりますか?
前に言う人はその人への愛があり 後に言う人はその人への義理があるから(笑)
お誕生日おめでとう
大台になる節目は心の深くで感じるものがありませんか?
サラッとではない ジーンでもない ズキンでもなく 沢山ある擬態語でも表せない
お誕生日おめでとう
プレゼントには少し悩みました ビタミン剤 ヒアルロン酸入りのクリーム 筋肉増強剤(笑)
身の回りには無いものが無い 60年の歳月がそこにはちゃんと有りました
お誕生日おめでとう
理系の頭なのに文系の教授で 丈夫そうなのに風邪をよくひく 一人が好きなのに
人付き合いが上手い 後に人物評を求められた時の用意ですが これではだめですね
肉を食べながら霞で生きているように見せる詐欺師のような人でした と言ってみたい(笑)
乾杯 I.M.