2011年度「マーケティング論」の受講生のみなさんへ、東北新幹線、はやて177号から

 盛岡に向かう新幹線の中で、このblogを書いている。東京発17時28分、盛岡着20時17分のはやて号の中から。いままで2時間をかけて、院生達30人分の最終レポートを採点していた。採点というよりは、あなたたちが書いてくれた提案や意見を読ませてもらった。


時間を忘れてしまった。おもしろかったからだ。課題を出したわたしより、深く考えている。授業の成果かもしれない。えへん。教え方がよかったのか、もともと、みなさんの能力が高かったのか。教師冥利に尽きる、すばらしいレポートばかりだ。

 課題は2つだった。(1)企業の農業参入と、(2)学部生の商品開発提案の評価をせよ、だった。

 新幹線の中で、2時間をかけてまずは10本を読んだ。全部がおもしろい!でも、頭が痛いのは、30点満点の配点で、ABCのランクをつけないといけないことだ。いまのところ、25点以下は、誰もいない。つまり全員がAかA+である。困ってしまう。ぜんぜん差がつかないのだ。

 そこで、わたしからの提案と約束とお願いである。仕方がないので、むりくりスコアは付けるが、、

1 約束
全員の人数と一人当たりの枚数があまりに多いので、いつになるかはわからないが、全員にわたしから、ごく短い(5~10行程度の)コメントと感想をフィードバックします。ただし、電子メールになる。

2 提案
優秀な課題レポートを、このblogにアップさせてもらいたい。その際には、本人の承諾をとらせてもらいます。写真や図表を使わないテキストのみの形で(ただし、ここへの掲載とマーケティング論の評価は別物、無関係です!)。

3 お願い
課題(2)に関しては、松川弁当店、およびカインズホームのカー用品担当者とミーティングを持たせてもらえないだろうか。カー用品のレポートでは、具体的な提案をしてくれたのが数人いた。開発にかなり有益なアイデアがあった。わたしから、説明を頼んでよいだろうか?グループで依頼します!

 なお、松川弁当に関しては、明後日(9月5日)に、学生たちが、具体的に、米沢の弁当工場で試作品を作ることになった。そこに、山形放送と山形新聞、全国紙の地元版(朝日と読売)が取材にくる。そのとき、みなさんのアイデアと評価コメントを紹介させてほしい。厳しいコメントややさしい切り口の両方について。

 28歳の仕事術を書いた先輩たち3人の後輩として。学部生の評価者として登場しますが。

 以上です。よく出来ました!