レジュメ:「顧客に喜ばれる企業経営 ~サービスイノベーションと生産性向上~」@横浜ロイヤルパーク(3月9日)

 第24期「生産性トップマネジメント・クラブ」の朝食会に、ゲストスピーカーとして呼ばれている。3月9日の朝8時から、生産性本部でお世話になった宮崎さんのご招待である。横浜パークホテルで話すテーマは、「顧客に喜ばれる企業経営」。当日配布する要約をそのままに添付する。

 第24期 生産性「トップマネジメント・クラブ」朝食会
 「顧客に喜ばれる企業経営 ~サービスイノベーションと生産性向上~」
         法政大学大学院教授 小川孔輔
               (サービス産業生産性協議会 JCSI開発チーム座長)

1 日本のサービスの生産性は本当に低いのか?
(1)外国人にも喜ばれる最高のサービス
  ・高い評価の「おもてなし」(ホスピタリティ)の心

(2)「科学的経営」の不足
・製造業に比べて低いと言われるサービスの生産性

(3)国家を上げての取り組み
  ・個人的な事情

・農業経営(花と有機野菜)とサービス産業へのコミットメント
   

2 サービス産業の生産性向上を目指して(配布資料を参照のこと)
(1)JCSI(日本版顧客満足指数)の開発
・JCSIの導入と開発の経緯

(3)世界に広がる顧客満足指数測定システム
・米国(ACSI)と(KCSI)との比較

(4)JCSI開発の現状
  ・原因と結果のモデル

  ・2009年度のCSスコア

  ・どの企業が優れた評価を受けたのか?

(5)今後の展開

2 日本でいちばん喜ばれているサービス(生産性出版)から
(1)良いサービスの提供には、「周到な準備」が必要である。
 事例1: 齋藤泉さん(山形新幹線つばさ号のカリスマ車内販売員)

 

(2)高い価格設定が、必ずしも高い「顧客満足」を生むわけではない
事例2: スーパーホテルと帝国ホテル

 

(3)関西人(大阪の人)は、サービスに対してシビアか?
 事例3: 小売業の顧客満足指数(地域別分布)

 

(4)同席の顧客がサービスの良さを決める
 事例4: 京都祗園「絢廉」 一見さんお断りの国産ワインバー

 

(5)従業員満足(ES)が顧客満足(CS)を決める
事例5: 岡山の新興SPA(クロスカンパニー、石川康晴社長40歳)

 

(6)サービスイノベーションは、参加者の「やってみたい」から始まった
事例6: 全国マラソンブームを仕掛けた「ランナーズ」(現RBS:アールビーズ)