一週間ほど前に、定期購読をしている『ランナーズ』から取材依頼を受けた。橋本社長からのメールでは、「いつか先生を取り上げたい」とあったが、思いのほかに早い「ランナーズ登場」になった。本日、カメラマンを帯同して、R&Bの編集部の方が、研究室を訪れる。
人物インタビュー企画の「TOP RUNNER」に登場するらしい。『ランナーズ』8月号(6月22日発売)に掲載が予定されている。今月号(6月号)では、たしか、有名なベース奏者(走者:笑い)の方が、同じ欄にフィーチャーされていた。初心者の方だった。
わたしは、「マーケティング研究者」の専門家としてノミネートされたことになる。あまりこの分野で走るひとはいない。どうやら、6月の美瑛ヘルシーマラソン(北海道)で、2年ぶりで息子と丘を走るハーフに出場することが注目されたらしい。誌面はカラー、2~3頁とあった。いまから、ちょっといい格好をしてお出かけである。今月号では、マラソンを走っている場面もカットにあった。ちょいと緊張する気持ちだ。
客観的には、三回目の東京マラソンでは3時間58分だったが、それほどたいした記録ではない。実は、ほとんど、走る前にストレッチをしない。ウォーミングアップもしない。最初の5Kがウォーミングアップだ。月間150~180キロの走行量である。「練習量」と書けないのは、その3分の一が、レースで稼いでいる距離だからだ。
練習もまったくシステマチックにしていない。エクセル上で走行記録だけはつけているが、だからといって、お酒もレース前日まで、”がばがば”飲んでいる。終わればまた、浴びるように飲む。さすがに、最近は、走った後ですぐには飲まずにいるが。夕方にはのん兵衛になるから、まあ同じことだ。
このらんなーは、世間一般からランナーに対して持たれているイメージ、つまり「禁欲的」「求道者」というイメージにふさわしくない。そういったまじめな精神に、まったく反している。それでも、13年間、無事故(けがなし)で走り続けている。怪我をしないのは、遺伝子だと思う。父親は、戦前の三菱重工の駅伝選手、おじさんは、同じ三菱重工の長距離選手で東京都のでチャンピオンだった(らしい)。
それにしては、わたしはふつうの走りだから、血統はよいが本人は「駄馬」である。息子たちも運動が好きなのは、それはそれで血筋なのだろう。