オーガニック市場調査(2010-2011年版) 3月中に報告書が完成

「OMR」(オーガニック・マーケット・リサーチ)の調査が完了した。4月には、協賛していただいた会社や個人の方に、OMR報告書を送付できるはずである。このプロジェクト(通称:OMR)は、わたしと徳江倫明さん(らでぃっしゅぼーや創業者)が中心となって、一昨年から調査を続けてきたものである。


調査の目的は、日本の有機農産物市場を、欧米のように拡大していくために必要な事柄(問題点)を解明することである。日本の有機農産物市場は、全食品市場の中に占める割合は、現状で推定で0.16%に過ぎない。これを、5年間で3%まで拡大することがOMR協議会のミッションである。
 市場調査については、今年度にはいってから、生産者(有機農業、特別栽培、慣行栽培)、中間流通業者(メーカー、卸、加工)、小売店(専門店、量販チェーン店)、消費者、政府関係者に向けてのアンケートとヒアリングを行った。おそらくは、日本でもっとも包括的な有機農産物の調査になる。アンケートは、基本的にネット調査である。
 わたし自身は、消費者調査の部分と、最後のまとめを担当することになっている。いま、タン部分の執筆を進めている。詳しくは、報告書でお伝えしたい。

 なお、この調査報告書を作成するために、サントリーやIYグループなど、約40社から協賛をいただいている。4月に刊行される報告書は、しかし、市販もしようと思っている。全200ページ(完全調査資料付で、値段は5万円を予定している。
 調査機関、図書館関係者でご興味をもたれるかたは、わたしまで、あるいは、法政大学小川研究室(03-3264-9732、秘書、福尾美貴子)まで連絡いただければ、対応いたします。
 近々、わたしが担当している部分については、そのエッセンスを本HPに掲載します。