明朝、10時20分のルフトハンザで、成田空港からフランクフルトに飛び立つ。一年ぶりの欧州ツアーである。19人での欧州視察ツアーは、JFMA(日本フローラルマーケティング協会)の恒例の行事である。ただし、今年は訪問先が少し違っている。
いつも訪問するオランダと英国をスキップして、今回はスイスに行くことにした。ミグロス、コアプ(生協)の視察である。わたしにとっても、はじめてのスイス生協の訪問である。10年前に、ジュネーブ郊外にあるエビアンの本社工場を訪問したことはあった。
その年、伊藤忠商事の仲介で、エビアンのプールでスイミングをした。いわゆる、のちにダノンに買収される「エビアン社」は、その当時、SPA(スパ)を運営していた。総額約1000万円の澄み切った水をたたえた、広くて大きなプールで私以外に、数人の女性が泳いでいた。美しい水源に体を浸して、すこぶるいいことをしたような気分になったものだ。その効果はいかほどのものかはわからないが、新鮮なおいそうな水だった。洋風のSPAのなかでは、日本の温泉に浸かるのとは別の感慨があった。。
さて、今回のツアーでは、スイスのミグロスの花売場を見学するのが、ひとつの目玉になっている。それと、ドイツのハンブルグで、花店チェーンの「ブルーム2000」の店舗を見学する。欧州最大の花の展示会「IPM」の見学の前後に、店舗視察が組まれている。
フランクフルトからパリへ。その前に、パリのメゾンドオブジェ視察(デザインの展示会)、花屋さんの見学ツアーは定番になっている。いつものように、パリ在住の荒井好子さん(革命の女性闘士)が、案内してくれるランジスの花市場。
明日の朝は早い。飛行場からメールで、ブログを送ることになるかもしれない。青フラの井上社長、ツアーを企画してくれた案内役の海下さん(クリザール・ジャパン)。わたしは役に立たない団長である。JFMA会員が19人、8時半に成田集合である。
欧州からのメールによると、今年の冬は日本同様にかなり寒いそうだ。1メートルの雪が積もったとも聞いている。寒波の中を欧州である。そして、帰国すると、次の原稿が待っている。わたしのとっては、しばし苦しみを忘れてのお楽しみツアーである。