先週の8月18日に、オランダの山本清子さんから、メールをいただいた。オランダの輸出事情についてである。
7月の切り花、鉢物の輸出額は、去年と比較すると3%の減少。7月までは輸出売上は、30億ユーロ()で停滞している。切り花の輸出が、オランダ卸業者の懸念材料である。今年の7ヶ月間で、10%の減少である。ただし、鉢物、花壇苗は、前年同期比に2%の上昇である。
AALSMEER の HBAG(切り花、鉢物卸売り業協会)の統計により判明したものである。現状の市況は、特に企業側に機敏な対応を求めている。債務マネジメントが、今まで以上に重要になってきている。
去年の7月以来、卸業者が今までに経験したことがないような、長期に渡る輸出の減少が始まった。(昨年はじめまでは)売上額が多少のプラスであったが、それ以来、現在まで輸出額の縮小が続いている。ところが、今年に入って、3月、4月、6月だけは、合計では売上の上昇が見られた。ただし、他の月の減少率を補うまでにはいっていない。
2009年7月は、切り花輸出額は、対前年比で7%減少である。1億8200万ユーロまで下がっている。2009年7月まで通年では、10%減少である。18億ユーロである(現在、1ユーロは135円前後)。鉢物、花壇苗の輸出は、先月、2%強増加して、1億2500万ユーロであった。7ヶ月間では,12億ユーロまで回復している。
ドイツ以外の国では、英国(-18%)、ロシア(-28%)が、最大の縮小である。例外なしに、全てのオランダの花卉卸売業者で、大型販売市場向けの輸出が減少した。売り上げランクとしては、14位である国チェチェンが、輸出額(+1が7%、€4400万)を記録した。輸出額においてドイツの占める割合は、33%である。チェチェンは、1.5%である。
オランダ語からの翻訳:山本清子(小川の編集)