7月24日発売のテキスト、本文の総頁数が確定しました(752ページ)

テキストの制作は、最終コーナーを曲がっていま直線に入っている。昨日からは、最後の作業工程である「用語索引ファイル」に手を入れている。事項、人名、企業名・ブランド名の3つのファイルを作成している。明朝には、堀口編集長にチェック済みの用紙を手渡してすべてが終わりになる。


わたしの一年間にわたる「教科書執筆の旅」は、これにて「ジ・エンド」である。あ~長かったなあ。索引以外の頁数は、本日、確定となった。
 「はしがき」と「もくじ」が、あわせて18ページ分。本文は、752ページである。いまの予想だと、事項索引が13ページ、人名索引が5ページ、企業名・ブランド名索引が9ページになる。それにプラスして、奥付が1ページ分あるので、総計で799ページの予定である。
 校正作業は、これで3回目(3校)になる。青木もわたしも、校正の疲れが出てきた。索引を除いて770ページの文章をいちいち校正していくのは根気がいる。そんなことを3回もやっていると、さすがに嫌気がさしてくる。800ページの本を売ろうとしているのだから、買う人の立場を考えたら、そんな文句は言っていられないだろう。 読者が本書を読破するのに、何日かかるのだろうか?
 いま目の前に広げている原稿を見ていると、ちょっと考え込んでしまう。注釈もきっちりつけているから、速読の人は飛ばして読んでくれてもいいが。それでも、本文だけでもきちんと読もうとすると、たぶん丸々3日はかかるだろう。
 若い頃のわたしは、必死で厚い本を読んだ記憶がある。そんな本に限って(笑い)、とても読みにくい文章だった気がする。とくに、ドイツ系の経済学の本は最悪だった。
 振り向いたところの本棚に、一冊の本を見つけた。村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』新潮社。ハードカバーで、総ページ数が618ページだった。これは、かなりハードな本だった。わたしの本は、いくら読みやすいとはいっても、やはり専門書だからなあ。学生やビジネスマンにとっては、それよりも手ごわいだろうな。