今朝がた、「御礼及びご連絡 玉塚より,,,」というメールが元ローソン会長の玉塚さんから届いた。メールアドレスのドメインは早速、ハーツユナイテッドグループ(@heartsunitedgroup.com)に変わっている。切り替えが早い。玉塚さんは、さながら玩具屋さんのようだ。
「おもちゃ屋は、後ろを振り返らない」は、タカラトミーの現会長、富山幹太郎氏(トミー創業者の孫)の言葉だ。トミーの大ヒット商品、プラレールの取材のときに聞いた言葉だ。20年ほど前のことだった。流行を追いかけるおもちゃ屋に、昔を懐かしんでいる暇はない。後ろを振り返っている時間を持つ余裕などない。
さながら、玉塚さんの生きざまも、タカラトミーのようなおもちゃ屋さんの世界観で構成されているようだ。気持ちはつぎに行く場所に行っているから、過去の履歴など気にもしない。
というわけで、今朝のメールになる。
「御世話になっている皆様へ」で始まる離着任のあいさつメールには、玉塚さんらしいフレーズが万歳だった。特徴的な文章は笑いを誘ってしまう。たとえば、
「アイドリングが嫌いな私は、間髪入れずに本日6月1日より新天地、株式会社ハーツユナイテッドグループに代表執行役として参画致しました。6月27日の同社株主総会にて代表取締役社長CEOに就任する予定です。同社は、デジタル製品のバグ・不具合をチェックするデバッグサービスを提供する会社です。(後略)」
気持ちはすでに、新天地に深くコミットしていこうとしていることを思わせる。これが”玉ちゃん人気”の秘密なのだろう。しかし、この屈託のなさは、しばしば大いなる欠点にもなる(笑)。そんなことは歯牙にもかけない。それでよいのだろう。
「目立った実績がない」「すぐにやめてしまう」など、世間がなんと言おうが、玉ちゃんの社長修業は次のステージに移っている。このスピード感には、小うるさいゴシップメディアも、そう簡単には追いついてはいけないようだ。
さて、本日は、京都女子大の授業の日。午後から、京都高島屋のBF1で、ロック・フィールドの二店舗(RF1、神戸コロッケ)で、フィールドワークを実施する。28人の女子学生が二グループの班に分かれて、店頭でお客さんと従業員の作業を観察する。そして、その結果を分析するという課外授業だ。