デュッセルドルフから

 最終日は、IPM展示会を視察しました。ブルーメ2000のCEOアレックスとクリザールのブースで待ち合わせる。ハンブルグに4月23日来ることを伝えました。IPMに関する彼のコメントが印象的でした。不況にもかかわらず、花は活発に取引されている。会場には人が多いのです。 その後は、デュッセルドルフの街をふらふら歩き。皆でライン河の夕日を見に行きました。偶然、市場に遭遇。街なかの市場で、なんと!花屋さんが9軒。オランダ産ではなく、ドイツ産のチューリップを売っていました。ユーロが半分に減価したこともあり、すべてのものの値段が安い。バラやチューリップが10本で350円。生活のなかに花が浸透しているので、びっくりするくらい花が売れています。


  アレックスの示唆で、会場で、ランドガルト社のブースを見学。1番エリア(グリーンゾーン)でも最大級のスペースを占有。400平米。切花と鉢物のオークション(リアル、バーチャルの両方)と花束加工会社。12億ユーロの売り上げ。3000軒のドイツ国内生産者のコアプ(農協)から生まれた組織。50年の歴史を持つが、加工業は95年から。
 びっくりなのは、国産75%、しかもディスカウントスーパーのアルディから街の花屋さんまでも顧客。生活提案までするマーケティングカンパニー。ブルーメの最大の敵らしい。ブースで品質担当者と話して、4月に本社があるオランダ国境のまち、ヒロンゲンを訪問することに。
 ドイツでオークションが生きていたこと、国産主体であること。この二つがすごいショック。日本では全く知られていないのはなぜだろうか?