今月から「マーケティング・フィールドワーク」が始まります。今年の提携先企業は、昨年からの「ロック・フィールド」「アクア(フードコート)」に加えて、「銀座あけぼの」と「シンプルスタイル(アイリスオーヤマ)」の予定です。この他に、全チームが共同して調査にあたる企業として、あと一社が予定されています。
これまであまりはっきりと書いてきませんでしたが、わたしどもがなぜ、どのようにフィールドワークに取り組んでいるのかをお伝えします。今後も、発表できる範囲で(守秘義務もありますので、情報公開ができない企業もあります・・・)、途中経過をお知らせしていきます。
<小川ゼミ、フィールドワーク企画提案書>
1 本プロジェクトのねらい
大学生チームと企業による現場作業を含む「コラボレーション調査活動」。学生は現場での実査を体験することができ、企業は調査結果の分析から経営改善へのフィードバックが得られる。
2 調査チーム編成
法政大学小川ゼミナール(3~4年生24名)
チームメンバーは、リストを別途添付
企業別に4つのチームから編成
3 実施計画と依頼内容
(1)調査期間と研究課題
2008年6月中旬から約7ヶ月
6月中に、企業様の担当者と調査チームの打合せ
スケジュールと調査課題を検討
「中間報告会」(10月を予定、法政大学)
「最終発表会」(1月末を予定、法政大学)
(2)調査内容
「定期定点観察」を月2回程度実施
「店頭アンケート調査」「競合店・商業環境調査」(アドホックに)
「店長インタビュー」は都度実施(学生の企画)
(3)定点観測での観察事項
顧客調査(通行量、メイン顧客、客動線)
基本的には、来店・通行客の観察記録
可能ならば、簡易なアンケート調査
個別店舗観察記録
店舗レイアウト、商品構成、価格設定、PR方法など
その他
競合調査、テナント・ミックスの影響など
4 期待できる成果
(1)事業評価と改善提案
事業全体の評価、店舗運営のチェック
(2)定期定点観察による診断
店舗運営、接客チェック、商品陳列、レイアウトなどのチェック
(3)PR効果
媒体とのタイアップによる広報効果
5 協力のお願い事項
(1)事業についてのレクチャー
学部演習内での解説
(2)店舗観察と簡単なアンケート
(3)店長さんへのインタビュー