IFEX2004終了:関係者の皆様、ご苦労様でした

 IFEX(International Flower EXPO 2004 Tokyo: 花と緑の国際商談会)が無事に終わった。昨年の10月にIFEXの開催を公式発表してから、わずか1年の準備期間。にもかかわらず、東京ビッグサイトに2万5千人の来場者を呼び込むことができた。まずはその幸運を喜んでいる。


仕事を一緒にさせていただいた「リード社」の営業力とパワー、「JFMA」(日本フローラルマーケティング協会)との相互協力や関係者各位の並々ならぬ努力もあった。強圧的な営業姿勢に対してけっこう批判もあったが、花き業界の国際的な「商談会」に徹するというコンセプトが、基本的には受け入れられたのだと思う。
 東京ビッグサイト展示会場・西館での商談会の一部は、NHK(首都圏)やテレビ東京(ワールド・ビジネス・サテライト)で当日の夜に放映された。また、海外のメディア(NHK海外放送ミャンマー、インド、フランス、英国など)からの取材も受けた。朝日新聞などでは、カラーでショウの様子を紹介していた。
 ほとんど無名だった(苦笑)「JFMA」の知名度を多少あげることができたのは、最大の収穫であった。しかし、今度は二年目のジンクスと戦わなければならない。法政大学経営学部の2003年度入学試験で経験したことである。初年度の絶好調は、翌年度の反動(志願者・来場者の減少)を促しやすい。マーケティング用語で言う「リピート・オーダー」がこない不安と懸念である。
 昨日(26日)、来年度のIFEX開催に向けて、急遽ではあるが、JFMAの臨時理事懇談会を開いた。事態が良い方向で進んでいるときほど、謙虚になるべきである。そして、早期に問題点を摘出して対策を練るべきである。われわれにとって課題はたくさんある。だから、地道にひとつひとつの問題に取り組んでいくつもりである。大きな船がようやく動きはじめたような気がする。