今回の米国訪問では、帰国前(7月27日)にニューオーリンズ大学のビジネススクールを訪問した。
今年の春に翻訳出版した「サービス・マーケティング入門」(Interactive Services Marketing)の著者、レイモンド・フィスク教授の研究室をたずねるためである。出版直後の3月に企画した招待講演が実現できなかったので、ご本人に謝りにいかなくてはならないと思ったからである。
ニューオーリンズ大学は、ルイ・アームストロング空港(ニューオーリンズ空港の別称、ジャズ・トランペッター、米国では地元有名人を空港名に冠していることが多い)から、タクシーで15分ほどのところにある。ノースショア・キャンパスと呼ばれる緑豊かな場所である。行き帰りの送迎でお世話になったタクシーの運転手によると、地元ではけっこう良い大学で通っているらしい。
午後13時半の訪問予定に、20分ほど遅れてしまった。宿泊先の「マリオットホテル・カナル通り」(ニューオーリンズ市内に6つ!ある)から、キャンパスまでは思った以上に離れていた。交通渋滞もあった。
フィスク教授は、ちょうど前期が終わったばかりで、リラックスしていた。聞けば、授業負担はけっこうハードである。夏休みには、ポルトガル大学で夏期講座を持ち(一週間後)、フィンランドでも春に集中授業を担当している。現在9人いるマーケティング・スタッフのチェアをやっており、今年はロジスティックスでさらに2人採用することになっている。人事採用の担当者でもある。
訪問翌日(28日)に、ビジネススクールのビルディングが新しい建物に引っ越しになるらしく、教授のオフィス(隣が秘書室)には、書類の箱が積み上げられていた。意外に小さな部屋であった。翻訳出版のお礼と挨拶が目的だったので、滞在は一時間半ほどであった。
オフィスで気が付いたことが一件。フィスク教授は、熱心なコースターの収集家である。オフィスの壁には、世界中から集めたビール会社のコースターが額に納められて貼ってある。皆さんのなかで、とくに、ビール会社で自社のコースターをお持ちのかたは、いくつか分けていただくと助かります。
白状すると、先週、市ヶ谷のプロント(サントリー系列)から、店で使っているのを一枚、失敬してきました。ごめんなさい。