レース結果(手賀沼エコマラソン・ハーフ)

 地方講演やIFEXで忙しかったはずなのに、今月は通算で約130キロを走ることができた。この二年間で、月間で二番目に長い距離を走ったことになる。先週の磐梯熱海(福島県郡山市)では、講演の前に「ひのきの散策路」を5K走った。


時間に追われている方が走る効率はよいのかもしれない。今日は、雨あがりの手賀沼を、21Kを走ってきた。1時間48分19秒である。手賀沼エコマラソンは、目標予想タイムよりは2分遅れてしまった。
 最後の18K手前では、めずらしく右目のコンタクトレンズが外れるというアクシデントに見舞われた。一分間のロスタイム。走路から外れて、ポケットに右目のレンズをしまった。あとは左目だけで3Kを走破した。
 独眼流は不便なものである。風景の右側がかすんで見えた。むかしのひとたちは、近視になったらいったいどうやって視力を調節したのだろうか。近視のひとは、江戸時代にはそもそも存在していなかったのだろうか?そんな疑問がわいてきた。
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 手賀沼エコマラソンは おそらくは日本で唯一、ハーフだけ(普通は5Kとか10Kを併設)のマラソン大会である。年齢・男女の区別なしのレースある。
 全員一斉のスタートで、本音を言えば実に走りにくい。素人ランナーのわたしから見ていても、ふだんあまり走った経験のない人がたくさんいるので、スタート直後にはたがいにカラダをぶつけてしまう。せめて登録(ナンバー)順ではなくて、陸連登録のひとたちを先に行かせるとか、予想タイムが1時間20~40分代のひとを優遇すべきである。不平等のように見えるが、そのほうが実は結果が全体最適になる。混乱の程度がすくなく、総じて走りやすいレースになる。8千人の参加の割には、全体的に走路が狭いので、そのための混乱はなおさらである。
 実力を考慮せずに建前で平等にすると、結果として皆が不幸になるのは世の中でもよくあることである。注意をしなければならない。例えば、能力別のクラス編成や男性・女性の区別などである。そうしたほうが効率が良くて、お互いが幸せなのに、建前で平等を叫ぶとちっともよろしくないことがある。マラソンでも同じである。大会運営はスムーズにである。
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 エコマラソンで、わたしはナンバーカードが4千番台の後半だった。号砲が鳴って、ようやっとスタート・ラインを踏んだのが、なんと7分遅れてあった。最初の3キロまでは、遅いランナーを追い越すのでずいぶんと体力を消耗してしまった。慣れていないので、よけ方がわからないひとがたくさんいるからである。遅いランナーは左側を走って、高速の追い越しランナーに道を譲るのがルールである。なのに、暗黙の規則がわからないので、後ろから行く人が追い越される人にぶつかってしまう。
 さて、最終順位はわからない(当日のレース結果はプリントでもらえない)。おそらくは、8千人の参加者中で2千番台の着順かと思う。つぎは、来週日曜日(11月6日)、千葉県・成田市のPOPラン(ハーフ)である。POPランの走路はけっこう起伏がある。4年前は暑かったせいもあって、ずいぶんと体力を消耗した覚えがある。今日のように、1時間50分を切るのはむずかしいだろう。