8日の夕方に韓国から福岡経由(八女講演)で日本に帰った。HPが韓国でのセミナー報告のままだったこともあり、周囲からは「帰っていたの?」「いつ帰ったんですか?」と問いかけられている。
二週間分の雑務処理で忙しく、HPに書き込みをしないままだと、このようになってしまう。
帰国後にもっともたくさん時間を使っているのは、来週からのタイファミリーマート現地調査の準備である。それ以外には、フローレ21の小池社長に頼まれた「花育プログラム」(子供たちが花と遊び花に親しむ教育プログラム)の推進が大きな仕事であった。
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そんなわけで、先週末からは、タイの現地ファミリーマート(TFMと略記)とのやりとりをしている。現地タイの高杉社長は、秋田県出身で東大経済学部の宮下ゼミ後輩である。7-11との戦いで劣勢に立っているタイ・ファミリーマートのために、「一肌脱ぐ」という気持ちがわたしにないわけでもない。
高杉さん曰く、「小川先生、わたしどもとしては、これは”ただコンサル”と考えています・・・」。無料コンサルティングという表現がおもしろかった。それとはなしに、申し訳ないと思っていることが伝わってくる。「観光アテンドで埋め合わせて欲しい」と暗にお願いしてみた。いまのところ、なんとなくOKである。
TFM側は、日本語が上手なタイ人の中村さん、それと現地から英語を話す二人のマネジャーがフィールドワークの面倒を見てくれている。法政側は、院生が二人(タイ人留学生アヌポン君含む)、学部生6人、そしてわたしと9人で、タイでフィールドワークを実施する。
現在の状況は、3日間の調査日程が固まり、チーム編成が終わっている。バンコクとアユタヤに二班で分かれることになる。店頭観察、アンケート作成、店長インタビュー項目を検討中である(そうなっているはず!大丈夫かな?)。日本でのフィールドワークがタイでも適用可能なのか?方法的な興味もある。
学生達は、アユタヤで象の背中に乗れるチャンスをうかがってもいるらしい。