昨日は、エキュート立川の内覧会に行ってきました。正式の開業は5日(金)からです。2日の午後15時から、特別招待内覧会、午後16時半からは、招待内覧会でした。
出店社以外の招待客もずいぶん多く、たいへんな賑わいでした。
偶然にもふたりの方にお会いしました。プランツ×2の田坂社長と青山フラワーマーケットの井上社長です。田坂さんは、わざわざ福岡からエキュート立川を見に来ていらっしゃいました。六本木ヒルズなど、新しく開発された都心型SCに出店しているからです。エキナカの立地はやはり気になるようです。
エキュート大宮(Green Clinic名で出店)につづき、立川(青フラとグリーンの店舗)にも出店している青山フラワーマーケットの井上社長とは、田坂さんと一緒に、カフェの机に座って1時間ほど話しました。
井上さんは、後継ブランドの「Jangle Collection」(3号店)をエキュート立川の2階に出店しています。店長さんは、エキュート大宮から異動です(お名前忘れてしまいました。ごめんなさい)。新しくできた西改札口近くには、基幹ブランドの「青フラ」を出店することになっています。これは、第二期工事での出店になります。お隣のルミネに同時に、まさか「青フラ」は出店できないので、フラワースクールの「はなきち」を出すことにしたそうです。
田坂さんが井上さんに、「それならば、井上さん、第二ブランドを立ち上げたら・・・」と。「やってみたけど、経験的に青フラに比べて、やっぱり弱いブランドにしかなれない」と井上さんの答え。昨年来、切花の新業態「TAVA」なども試みたが、店舗はすぐに閉じて「青フラ」に戻しています。従業員のモチベーションも高まらないようです。
「(ユニクロの柳井さんのように、)新しい業態はどうもうまくいかない。青フラ、一本に絞ることにしました」とご本人は決めたようです。「Jangle Collection」などは、あくまでも青フラを強くするためのブランド(フランカー・ブランド)という位置づけのようです。わたしは、「そうは言っても、ワタミの介護事業への進出がなければ、居酒屋だけでは今頃苦しい。10年先も考えないと・・・」
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エキュート立川全般に関する感想です。MJ(日経流通新聞、8月31日号)によると、エキュート立川は、85店舗、売場面積4300㎡、予想売上高100億円。JR立川駅の一日乗降客数は約15万3千人。エチカのある表参道とほぼ同規模の乗降客数になっています。にもかかわらず。予想売上がエキュート大宮(2006年度92億円)よりさらに大きいのは、店舗数と売り場面積が大きいからです。また、想定される顧客層もややデパート的かもしれません。
隣のGranduoやLUMINEは、とくに影響を受けそうです。伊勢丹や高島屋への影響は、当初は別にして、最終的には軽微にとどまると見られていますが、さてどうでしょうか?テナントも新鮮、売り場や商品の見せ方もなかなか素敵です。駅直結の利便性は、とりわけ食品での「即時買い」を誘うのではないでしょうか?南部線やモノレールへの乗換客がターゲットになりそうです。エキュート立川の食品売場は、なかなか手ごわいとみました。ファッション関連は、即時ニーズではありませんから、伊勢丹に入っているブランドショップなどには、最終的に影響は小さいとみました。
開業は10月5日。明後日です。たぶん、朝から一般客でごった返すと思います。近々、もう一度、出かけてみたいと思います。そのとき、もう一度ご報告します。