本日は、バレンタインデー。男性から女性に、日ごろの感謝を込めてお花を贈る日だ。そして、昨日は、神戸でバレンタイン・ラブランを走ってきた。記録を調べたら、13年前の2月9日に、同じコースを走っていた。ランナーとして脂が乗っていたころで、57歳のときだった。ゴールタイムは1時間45分。60歳手前で、それでもスピードがあったものだ。
それから見ると、昨日の記録は30分以上のタイムオーバーになる。年間で約2分ずつ遅くなっている計算になる。しかし、先月の静岡大井川トライアルマラソン(ハーフの部)から見ると、10分以上もタイムを短縮している。足腰が立たなくなるケガ(2021年2月11日)から、今月でちょうど1年になる。
夏のリハビリを経て、ゼロからの再スタートだった。それを考えると、再びの2時間切りが見えてきている。本当は来週2月17日に、大阪万博会場でもう一回ハーフにエントリーしていた。2時間10分切りを狙っていたのだが、コロナで大阪のハーフマラソンは開催が中止になってしまった。
そんなわけで、東京マラソン2021(実際は2022年開催)の3月6日が、次のレースになってしまった。直前まで30KMの練習が今回はできていない。距離不安はかなり強い。最後は歩いてでもゴールインすればよいだろう。タイムは気にしていない。今度は、ほんとうに完走だけが目的である。
さきほど、昨日のレースのあとで体のケアをするため、両足の足裏を眺めていた。なんとなく足裏に違和感があったからだ。2年間は、ハーフ以上の長い距離を走ることがなかった。毎日の練習でも、5KMが最も長い距離だったので、いまやカラダが長距離に適応できなくなっている。
何を言いたいかというと、足の裏に大きな豆ができて、うっすらとそこが血で滲んでんでいることを発見したからだ。10年ぶりの現象だ。25年間、いつも固いタコが足の裏にできていた。それが消えることがなかったほど、たくさんのレースを走ってきた。ところが、長い距離を練習でも本番でも走らなくなった。今回は2月連続でハーフを走って、足の裏がびっくりしているのだった。
わたしたちランナーにとっては、足裏のタコは勲章でもある。されが、勲章を失っていたのだった。足裏のタコ(豆)が消えていたのだった。ようやく体全体が走る準備ができて、昔に戻ってきている。あと2ヶ月、東京マラソンの開催まで時間が残っていたら、少しはまともな走りができていたはずだ。
恥ずかしくないタイムが出ていたはずなのに、残念ながら時間には間に合わなかったようだ。
そもそも50代は、本番のレースで距離を稼いできた。40代後半は、月間の走行距離が100KM程度。それも半分以上をハーフマラソンで稼いでいた。月に2本の本番レース。年間で20~30レースを走った年もあった。
50代から60代の前半には、急激に練習量が増えた。月間150KM~180KMのペースで走るようになった。遺書に走る仲間が増えてきたからだろう。それでも、年間1900KMが最高で、2000KM以上を年間で走った記録はない。いま振り返ると、もっと練習をしておくとよかった。これも、後の祭りだ。
このまま3週間後に、東京マラソンの本番を迎えることになる。今回こそ、コロナで中止や延期は勘弁してほしい。東京マラソンが開催されれば、マラソン全体に対するイメージが大きく変わりそうだ。連続で大きな大会の中止が、再び続いている。3月6日の開催を祈るばかりである。