2021年度、最後の小川ゼミ生から、ふたりの優秀プロジェクトが選ばれました!

 先ほど、2021年度法政大学イノベーション・マネジメント研究科の「優秀プロジェクト選出者」が発表になりました。今年度で院生の指導は最後になります。小平君と杉谷君のふたりが、有終の美を飾ってくれました。選ばれはしなかったけれど、ゼミ長の松尾さん、浦上さん、小沼君も素晴らしい発表だったと思います。

 

 小川・平石・大久保の3人は、ここ10年でたくさんの優秀プロジェクトを生み出しました。最後のゼミから、ボアソナードタワーの会場で発表できるのは、小平君と杉谷君のふたり(今年度はオンライン発表会だから、現場はどうなるのだろうか?)です。それぞれのテーマは、

 ・小平 裕( 「サプリメントP」自然や植物との接点提供によるウェルビーイングの実現)、

 ・杉谷 健太(カイコの食用化プロジェクト ~カイコの機能性を活かした新商品開発の取り組み~)

となっている。

  

 1992年度から大学院生の指導(最初は、経営学研究科のアカデミック論文の指導)をはじめて30年間になります。たくさんの院生を見てきました。わたしが大学院専任になってからは、指導がビジネスプラン型にかわりました。その後、優秀プロジェクトに選ばれたのは、全部で何人だったのだろう。合同ゼミの選抜打率は、きわめて高かったように思います。最後の合同ゼミの院生は、いつもにもまして印象的な5人でした。別の表現をすると、尖がった5人だったということです。

 長い間、一緒にゼミの運営を共にしてくださった大久保さん(あかね先生)と平石さん(郁生先生)には、大いに感謝です。楽しい12年でしたが、物事にはすべからく終わりがあります。平石さんは、起業家から一時期は先生になり、いまはまた事業家に戻っています。大久保さんは、この間に2回も大学を変わりました。

 そして、印象に残っているのは、熱海育ちのわんちゃんも失くしたこと。いまは猫ちゃんといっしょに暮していらっしゃるらしいが、秋田犬の白毛の「とり」(止利?)の写真が忘れられないです。平石さんが失意の時に、なぜかわたしが電話を入れたことをきっかけに、一緒にイノマネで一緒にゼミを運営することになりました。人と人との縁ですね。

 この先も、平石さんとはインファームのビジネスでご縁が続きそうです。大久保先生とは、共通の教え子や仕事の関係で、いまだに連絡が途絶えそうにありません。とはいえ、法政大学を舞台にした劇は、これにて閉幕になります。長い間、ありがとうございました。

 

 コロナで、この2年間は、ゼミ生たちとは思うようにコミュニケーションが取れていません。思い残すことも多かったですし、卒業にあたっては、きちんとお別れをしていないことが心残りではあります。3年分のゼミ生を集めて、アフターゼミ合宿をしてみたいものです。いつかの京都のように、卒業旅行を兼ねてです。

 その前に、神田小川町の「オフィスわん」(暫定オフィスのギャラリー)で、簡単なお別れパーティを開いてみてましょうか。また、12年間のゼミ生と一堂に会して、コロナが明けたら合同ゼミOB会を企画することにしましょう。歴代のゼミ長に企画を任せたいのですが、最後のゼミ長の松尾さんが幹事役を担うことになるでしょうか?それとも、、

 

 ちなみに、ひとりの教師として、学生の指導はやり切った感があります。そのような気持ちで教職を離れることができるのは、とても幸せなことだと思います。ほぼ思い残すことはありません。