安心と健康のブランド(ロックフィールド)

『マーケティング・ジャーナル』(日本マーケティング協会発行)の「エクセレントカンパニーを求めて」シリーズで、(株)ロック・フィールドを取り上げることにしました。


今回のタイトルは、「企業価値の創造とブランド:ロックフィールド30年の歩み」としました。
 ご存じだと思いますが、ロック・フィールドは、神戸に本社がある「デリカテッセン」の会社です。社長は岩田弘三氏(61歳)。古くからのブランドでは、神戸コロッケが有名です。デパ地下のコーナーに「RF1」などを展開していますが、最近では、健康志向のサラダに重点をおいたメニュー開発を進めています。
 昨年度の実績を見ると、約60%がサラダ関連メニューとなっています。まだ店舗数は多くはありませんが、JR駅構内(東京駅)などに、「サラダバッグ」を展開しています。来月は、新装になった丸の内ビルにも出店するそうです。
 神戸や東京の事務所に電話すると、どのオペレーターも社員も「健康と安心のロックフィールドでございます・・・」と電話に出ます。企業の理念が徹底していることをうかがわせるもうひとつの証拠として、業者さんやわたしのような研究者でもあっても、事務所に入るときにはかならず、(クレゾール石鹸で)手を洗うことを求められます。これは、狂牛病やO157事件が発覚する前からそうでした。
 岩田社長は、いろんな意味で異色の経営者です。経営者には、ふたつのタイプがあります。「オーガナイザー」と「コンセプトメーカー」ですが、岩田さんは、その両方の要素をもった「プロデューサー」です。事業コンセプトを明確に押しだしながら、オペレーションもきちんとできる数少ないフードビジネス経営者です。
 詳しい内容は、「Reseach&Report」をごらんください。