今日も、おめでたい話である。4年前に出版したフィスクら(小川・戸谷監訳)の『サービス・マーケティング入門』が重版されることになった。法政大学出版局の秋田さんからメールが入った。一部で、翻訳上のクレームがあったので、そこだけ修正して増刷することになった。
小川孔輔先生 ご無沙汰しております。
早速ですが、サービス・マーケティング……を通教のテキストにお使いいただけるとのこと、ありがとうございます。
しかし、現在、在庫が切れておりますので、わずかな部数になると思いますが、重版させていただくつもりです。
法政大学出版局 秋田公士
法政大学の通信教育で、この数年、通教向けのテキストとして利用してきた。
本年度は、どうしようかと思っていたところではあった。「マーケティング入門」とダブルで教科書として採用したいと思っている。世間一般的には、出版事情があまり好転してはいない。
大変な時代に、わたしがタッチしている書籍や雑誌は、おかげさま、売れゆきが絶好調である。増刷につぐ増刷である。幸せなことではある。
実は、「ビッグツゥモロー」の連載「気になる値段のひみつ」も、このところ、読者アンケートでは毎回トップを続きけている。編集担当の金谷さんから送られてくるでーたを見ると、4ヶ月連続で一番人気とのことである。それを維持していくネタ出しが、実はこれがまた、たいへんである。
考えてみれば、これらすべてのしごとは、3,4年前に仕込んであったものである。いま突然に、人気になったりした企画ではない。長い準備期間があってのことである。また、いずれのしごと(連載、テキスト、翻訳)も、チームワークでの取り組みである。ひとりで結果が出せたわけではない。謙虚にいきたい。