【懐かしい本の話】拙著『しまむらとヤオコー』(小学館、2011年)について、埼玉県議会図書館から問い合わせ

 昨日のランチタイムは、小学館の園田健也さん(書籍編集部)と「共栄堂」(神保町のカレー屋さん)でお昼をご一緒した。共栄堂は、小学館ビルがある神保町界隈で、もっとも古い老舗のカレー屋さんのひとつである。
 そもそもの来訪の目的は、園田さんに朝顔の苗をお届けするためだった。二日前の夜に、LINEでやり取りをして、2つの苗を牛乳のパックに詰めて、神保町の小学館まで手で運んぶことを約束していたからだ。
 朝顔の苗のデリバリーのお礼が、金沢・森八の小型羊羹だった。お昼のカレーも、おごっていただいた。共栄堂のカレーは、さすがに美味しかった。そして、わたしが帰宅した後に、園田さんからメールで返信があった。
  
 以下は、そのときに話題になった拙著『しまむらとヤオコー』(小学館、2011年)に関連した話である。
 この本は、商業誌『チェーンストアエイジ』(当時は、ダイヤモンドフリードマン社)に連載されていた原稿を再編集して、園田さんに出版の編集をお願いすることになった書籍である。昨年、紙の本は絶版になったが、デジタル版で販売は継続している。いまだに引き合いがあるらしく、今回は、埼玉県議会から書影の許諾が来たらしかった。
 昼食の際に、小学館の社内写真家で、横田さんという方のことを知らされた。彼女は、本の舞台になった埼玉県比企郡小川町の出身だった。実は、姪の近藤恵実子が、その方(横田さん)と接触があるらしく、先ほど園田さんからメールで知らされた。
 埼玉つながりで、世間は狭いものだ。しかし、13年前に刊行した本で、人間がつながっていることを知るのは、とても嬉しいものだ。園田さんのメールを紹介する。

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 小川先生 いつもお世話になっております。先ほどは、ありがとうございました。
 苗ですが、2ついただいたので1つを近藤恵実子さんに差し上げました。 もちろん、小川先生からと伝えています。差し上げた際に、近藤さんから こんな話を聞きました。
 小学館写真室に横田さんのいう女性の写真家がいます。(カメラマン採用で採用された社員です)
 彼女は、埼玉県小川町の出身だそうで、 近藤さんが「うちの叔父が、小川町を舞台にした『しまむらとヤオコー』という本を 小学館から出したんですよ」と話したところ、 「ええ、その本は何冊も買って配りました」と言ったそうです。
 たぶん、横田さんはあの本が出版された頃は小学館の社員だったはずで、 社内販売で買ってくれたのですね。 ちょっと嬉しくなりました。
 横田さんとは、あまり接点がありませんが、 今度話してみようと思います。
 それはさておき、下のメールが私に来た、埼玉県議会図書館からのメールです。(会社のカスタマーサポート経由で来ました) 書影は使ってよいという返事を出しています。
 5月中旬に来たメールでした。祥伝社の販売担当の課長にも話をしておきますね。 近いうちに、「花の碗」にいきましょう。 どうぞよろしくお願いいたします。
                           園田

—–Original Message—–
 From: 小学館カスタマーサポート担当 <info@shogakukan.co.jp>
 園田 様 いつもお世話になっております。 小学館カスタマーサポート担当の玉川と申します。
 下記の図書館ご担当者様より、 「しまむらとヤオコー」について、紹介の為 書影の使用許諾のご要望でメールをいただきました。(5/16 16:58 受信) すでに絶版商品となっておりましたが、 イントラのご担当者様を拝見し、 園田様へご連絡いたしました。 また、今後その他商品へのご申告につきましては 返信の際に下記のようにこちらよりご案内いたします。

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 以下は、小学館カスタマーサポート担当へ送られてきたメールでした。

 小学館カスタマーサポート ご担当者様 小学館公式サイトお問い合わせフォーム への投稿がありましたのでお知らせします。( 投稿日時 : 2024-05-16 16:57:03) お名前: 埼玉県議会図書室(省略)
 問い合わせたい商品名・サイト名など: しまむらとヤオコー お問い合わせ内容: 当図書室で発行する図書室だよりに、おすすめ図書として、貴社書籍「しまむらとヤオコー」の表紙写真を掲載させていただいてもよろしいでしょうか? また、今後も貴社の出版図書を、当室の図書だよりに掲載させていただく場合、今回のように一冊一冊許可をとる必要があるか、併せてご教示ください。 よろしくお願いします。 

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