昨日の10KMレースは、残念ながら1時間を切れずに終わった。稲毛海浜公園「サンセットビーチマラソン」のゴールタイムは、1時間02分21秒。左腰に違和感があり、左の足の踏ん張りがきかず。5KM通過時点で30分を切っていたアドバンテージを活かせず、後半は失速。11月中旬、13時の時点で外気温は19℃。海岸線ゆえか、紫外線と直射日光がきつかった。
このレースは、海浜公園内の一周2.5KMのコースを、4周するレースだった。カーブと折り返しが多いコース取り。折り返しや急なコーナーカーブでは、減速しなければならない。1時間を切りたい老人ランナーには、ちょっときついレースになった。
前回の「(旧)稲毛夕焼けマラソン大会(ハーフ)」を走ったのが、8年前(2015年9月)。大学院の授業の後で、あの時は夕刻(18時半?)のスタートだったはずだ。
夕食を食べないまま走ったので、後半の10KMはお腹が空いてきて、足が止まってしまった。タイムは、1時間57分59秒。でも、素敵な夕焼けの写真を撮って、帰ってきたように思う。記憶はあやふやだが、、、
昨日の10KMのレースは、真昼の13時15分のスタートだった。それでも、大会名は8年前と変わらずに、「稲毛海浜公園”サンセット”ビーチマラソン」とはなぜなのか? 疑問に思って走ったのだが、走る直前にネットでその理由を知ることになった。
稲毛海浜公園は、英語の別名では、「(稲毛)サンセットビーチ」と呼ばれている。たしかに、夕焼けが美しいビーチなのだ(後述)。納得ではある。昨日は、16時31分が日の入り(sun set)だった。10KMレースを走り終わったのが、14時30分過ぎ。そこからは、木陰で寝っ転がって、芝生公園から上がっている洋凧などを眺めていたら、時刻は15時半。
傷んだ足を引きずりながら、海岸線の砂浜に出てみた。千葉の海岸線から東京湾をまたいで、東京下町のスカイツリーが見えている。その向こう側には、なんと冠雪した美しい富士山が臨めるではないか! 近くのヨットハーバーから出てきたのだろう。大型のクルーズ船や小型のヨットが、キラキラ輝く海面を気持ちよさそうに渡っていく。
気がつくと、日没まであと1時間を切っている。この時間でも、太陽の反射光が、海面に反射している。わずかに波立っている海面はきらきり揺らいでいる。サンセットが始まっているのだった。
そうか、15時半に海岸線は日没の準備を始めている。だから、夕方のスタートでなくとも、主催者たちは、「サンセットビーチマラソン」と引き続き、夕焼けを冠したマラソン大会名にしていたのだった。
タイムはイマイチだったが、清々しい気持ちで、わたしはJR稲毛駅行きの京成バスに乗り込んだ。高砂駅に戻れば、ビールとお寿司が待っている。