宇和島の木屋旅館(認定文化財の宿)に男女4人で宿泊することに。

 3年前(2000年)の花き展示会(@東京ビッグサイト)で企画した「男女4人で混浴宿に泊まる旅」が実現する運びとなった。ただし、かみさんから諒烈なNGが出たので、「混浴は無し」になった。コンセプトを変えて、四国への旅を実施することになる。代替案としては、愛媛県宇和島市にある認定文化財の宿を、1棟丸ごと貸し切るプランに変更した。

 

 場所は、愛媛県宇和島市の木屋旅館。司馬遼太郎などの文人たちが、往時に投宿した築100年超の旅館をリノベした建物である。本州から四国の松山から入って、西海岸沿いを電車で南下する。最後は、宇和島に足を延ばす鉄道の旅だ。参加者は、3年前に意気投合した花き業界の4人である。

 愛知県豊橋市の培養苗の会社「ベルディ」の水谷社長、広島県広島市の「花の森」からは宮本社長、同じく広島県呉市の高齢者介護施設「呉ベタニアホーム」の里村理事長、そして、東京都千代田区神田小川町の「オフィスわん」のわんすけ先生。

 この4人で、9月25日に、宇和島にある木屋旅館に泊まることになった。水谷さんからの提案で、宇和島からの帰りに、松山の道後温泉に途中下車もありではないのかとの提案だった。わたしにとっては懐かしい、坊ちゃんの湯だ。

 そもそものきっかけは、小川先生が酸ヶ湯温泉(青森県)の混浴風呂に入ったことだった。暗闇の中の大きなお風呂が、いまでも男女混浴だったと吹聴したのが、三人にとっては大きな刺激になったようだった。その場で、宮本さんと水谷さんを説き伏せた。男女のバランスが悪い(2:1)ので、里村さんにその場(セミナー後の飲み会)から電話を入れて、男女4人の温泉旅行を決行することになった。

 

 大いなるネックは、混浴風呂に入ることだった。参加者には問題はなかったが、わがかみさんからの大反対がった。混浴温泉旅行のプランは、それからしばらくしてあえなく挫折することになった。もちろん、みなさんのスケジュールが合わなかったことが、最大の問題ではあった。

 復帰の今回では、マラソン大会のエントリーを検索していたら、偶然にもスマホの画面に現れたのが、宇和島の木屋旅館だった。実は、秋田の友人たち4人(総勢5人:青山くん、小熊くん、楊くん、落合くん、小川)と、学生時代に車で四国を旅行したことがある。その時に立ち寄ったのが、高知(競馬場)と宇和島の町だった。

 宇和島は、マラソンで走りたい場所でもあった。ただし、今回は、明治時代に建てられた古い建物(ただし、オーセンティックな日本旅館)に泊まることになる。朝食のみで、夕飯はついていない。宿の方から、夕食の場所を推奨してもらうことになっている。

 館内で4つの部屋(ゲストルーム)を一棟借りできることが、大いなる楽しみでもある。こんなことは、望んでもなかなかできるものではない。

 

 こんな優雅な宿泊は、ありえない経験である。これから自分たちで、宇和島のレストランや割烹を検索してみたいと思う。泊る旅館だけが決まっている。その他のアトラクションが、全くオープンな状態なのも楽しみの一つだ。

 大人の旅に出かけるのは、9月25日。一泊だけではもったいない。翌日(26日)は道後温泉に泊まるのもありではないのかな?