わたしの妄想(2011年11月某日)が、「ワークスタイル・試着デモンストレーション」として実現することに

 花業界で働くことをもっとステキに! ずっとそのように思ってきた。昨年11月、カオティック新宿の杉野社長(シザーケースの会社)と飲んでいて、思いついた着想だった。その職業が世間から”かっこよく”思われないと、業界で働く人たちのモチベーションが高まらない。



 だから、無理を承知のうえで、このアイデアをJFMAの理事会に提案した。案件の審議は6月と7月の2回。どちらかといえば、「小川会長がやりたいのだから、チャレンジさせてみるか。会長のわがままを制止するのむずかしそうだから、、、」。
 そんな雰囲気が漂う7月の理事会だった。わたしは複雑な気持ちでいたが、ぜひともアイデアを実現したかった。MPSもフラワーバレンタインも、日持ち保証販売も、そうだった。
 最初はだれも賛成してくれなかったが、すべて実現させてきた。JFMAの創設も同じだったが、しかし、今回は、それ以上の心理的な抵抗を感じた。年齢のせいかもしれないと思ったものだ。

 結果として、ワークタイルファッションのプロジェクトチーム(以下、WSFと略記)に、ファッションコーディネーターの中込先生とスタイリストの高田先生を巻き込むことに成功した。中込先生は、守重社長(インパック)からの推薦である。
 それに、WSFのプロジェクトがはじまってから、坪井花苑(@名古屋)の坪井さん(JFMAの最年少理事)に声がけをしてみた。ご本人が、「二年前にデザインをした坪井花苑のユニフォームに似合う、実用性のある靴がほしい!」と考えていたことを知っていたからだ。先月からは、理事会のない日でも、東京で開かれるWSFの会議に加わってくれている。
 そして、元ゼミ生で「ノブズ・デザイン」(金岡常務理事の関連会社)に務めている八木哲也くんが、WSFプロジェクトの事務局を担当してくれることになった。

 そんなこんなで、IFEX2012(@幕張メッセ)の会場で、ワークスタイル・ファッションの試着デモンストレーションが実現できる運びになった。
 わが妄想では、「ファッションショー」というコンセプトだったが、本物のプロのモデルさんを使うわけではない。MC(司会者)も、花業界から選ぶことにしている。フリーアナウンサーの八塩圭子(元院ゼミ生、現在学習院大学の客員准教授)に頼もうと思っていたが、あいにく、彼女は42歳にて妊娠している(祝)。出産の1か月前はむずかしいだろう。
 音楽は生演奏を入れるつもりだが、きらびやかなファッションショーというわけでもない。仲間内で実施する提案型のデモンストレーションである。
 それでも、花業界から、イケメンと美女を集めて、素人モデルさんになってもらうので、ワークスタイル・ファッションの「試着デモンストレーション」と呼ぶように心がけている。これは、八木君の提案であり、アドバイスによるものだ。

 IFEX(国際フラワーエキスポ)は、初日が10月10日。初日の夕刻、試着デモは5時から30分間を予定している。セミナー会場で行うイベントはビデオで収録し、翌日(11日~12日)からは、JFMAのブースでその映像を流すことにしている。
 コーディネートされた試着のスタイル(モデル)は、全部で12人。そのうちの5体は、マネキンに着せて、翌日からも展示しておく。試着デモの協賛会社には、それぞれのアイテムを提供していただくことになった。いまその企画書を、八木君がまとめてくれている。
 すでに3社からは協賛を得ている。ファッションアイテムをまとめて提供してもらえるのは、ホームセンターのカインズ、仕事着・作業着チェーンのワークマン、名古屋の坪井花苑。試着に使用する商品のほかに、デモの運営とマネキン展示に協賛をいただいている。

 WSFの進行の様子は、このブログにて逐次報告していくことにする。すでに12人のモデル中で、8人が決まっている。モデルさんをお願いする人の名前(店名、会社名)は、いまは内緒である。