3月8日は、国際婦人デーでした。欧州では、ミモザの日です。昨日が誕生日だった「ファッションセンターしまむら」の創業者、島村恒俊さん、ご本人からわたしの携帯に電話がありました。夕方の時間でした。昨日は島村さんのご自宅に、HitoHanaさんからバラの花束を手配してありました。お礼のご挨拶でした。
『しまむらとヤオコー』(小学館)を出版した2011年から、島村さんの毎年の誕生日(3月8日)に、バラの花束を贈っています。13年目になります。
書籍の元になった「小川町経営風土記」(本ブログに、テキストが再掲されています!)を、『チェーンストエイジ』(ダイヤモンド社)に連載していたころのことです(たとえば、https://kosuke-ogawa.com/?eid=870#sequel)。埼玉県吉見町にあるご自宅を、何度か訪問しました。連載のインタビューのためでした。
ご自宅は、小さな沼のほとりにありました。お庭が立派なバラ園になっていました。島村オーナーは、とてもお花がお好きな方なのだなと思いました。誕生日が「ミモザの日」だったこともあり、その後は、バラの花束を贈り続けています。
インタビューで驚かされたことがいくつかあります。
とにかく健啖家なのです。80歳前半だった当時でも、愛車のクラウンをご自分で運転して、わたしを東松山の駅まで送迎してくださいました。また、インタビューの後では必ず、外食でランチをご一緒することになりました。
お昼の行き先は、地元の鰻屋さんやお寿司屋さんです。その頃はまだメジャーではなかった「かつや」さん(アークランドサカモト)にも連れて行ってもらいました。だいたいが、奥様もご一緒でした。
オーナーは、とにかく食欲がすごいのです。けっこうボリュームがあるうな重やカツ丼を、ぺろりと食べてしまいます。わたしも食べるのは早い方ですが、それ以上の猛スピードで、うなぎとカツを召し上がっておられました。
昨年は、島村さんの健康状態がいまひとつだったようです。娘さんからお礼の電話をいただきました。「今年はお元気かな?」と心配していたのですが、昨日は、島村オーナーから直接お電話がありました。
「埼玉の吉見に住んでおります、し、ま、む、らと申します。お誕生日にいつもお花、ありがとうございます。お礼の方は、娘の方から手配すると思います」と。とてもお元気そうでした。逆に、こちらが元気をいただいたくらいです。
昨日はとてもうれしい思いでいたところ、夕方に駅前のお花屋さん(hanatomidori)で、ミモザのお裾分けをいただきました。わたしのインスタグラムに、そのときの顛末を書いてあります。写真と共に、ミモザの春をお楽しみください。
(https://www.instagram.com/p/CphsJouvP2K/?igshid=YmMyMTA2M2Y=)
後日談です。昨日の話を、コロナの真っ最中に相談役に復帰している藤原秀次郎さん(しまむらの二代目社長)のLINEに送りました。藤原さんも、オーナーの健康状態をご心配されているのではないか思ったからです。今朝方に、お返事が戻ってきました。よかったです。
「あぁ!良かったですね! あまり返信しない方なので気にしていました。健康には非常に気にかける方なので何よりです。
小川先生からのご連絡も嬉しいです。有難うございます! 藤原秀次郎」
花は人と人とつなぎます。この仕事(JFMAで花業界のインフラ作り)を選んだおかげで、今朝も幸せな気持ちになれています。偶然に感謝です。